ラグ愛不足

先々週、ラグを買いたいと思って、わざわざイケアにまで行き、
このラグにしようかな、とまで決めたんだけど、
いまいちラグ愛が足りなくて買いに行けない。
たぶん、決心がついていないんだと思う。

値段的には1万円もしない買い物なんだけど、
この部屋にずっと住むわけじゃないしな、という思いがあって、
どうしても必要かといわれると、ちょっと心に迷いがあるようだ。

「靴職人と魔法のミシン」

靴直しを生業とする主人公。
先代が使っていた古いミシンを使って直した靴を履くと、
その持ち主に変身できることを知る。

若いイケメンになりすまして美女と遊ぼうとしてみたり
(結局、靴をぬぐとバレてしまうのでうまくいかないことに気づいて逃げる)、
父親になりすまして、自分の母親と食事に行って喜ばせてあげたり。

しかし、そのうちにちょっとヤバイ人たちに巻き込まれる主人公。
靴の能力を利用して、うまく解決できるのか?

もっとファンタジーな映画かと思えば、そういうわけでもなく、
終わり方こそ意外な展開だったけど、まあほどほどの映画でした。

「知ろうとすること。」/早野龍五、糸井重里

東日本大震災の原発事故のあと、
日本を襲う放射線被害について、
事故直後から学者の立場からきちんとした分析を行い、発信していた早野さんという方を
糸井重里がインタビューした(対談した)という本。

海馬のときもそうだったんだけど、
ちょくちょく見せる糸井さんの「知ったかぶり」ならぬ「分かったかぶり」が気になってしょう

がない。
技術者や科学者側の立場から、なんかこの理解だと
思いが100%で通じていないんじゃないかな、と思う場面が節々にあったけど、
まあ、0の理解よりは60%の理解が大事、
発信を0にするよりは、糸井重里の力で発信した方がよい、
という考え方と言うことかな。その考え方は分からないでもない。

早野さんが納得してこの本が出ているのなら、それでいいし、
まあ、ここに書いてあることは、なるほど、と思った。

でも誰にでも読めるように書かれている本なので、
理系の人にはちょっと物足りないかも。
どういう検査をしたとか、どういう手法を用いたとか、
もうちょっと詳しく説明があったら、僕にとってはよかったんだけど。

パクられた!

2013年にハルビンの氷まつりに行った時の写真があるのですが、
それがそのままこのサイトの転載されてました。

出典としてサイトへのリンクをしてあるのは分かるのですが、
サイトから直接私のサイトの写真に直リンクするならまだしも、
写真のデータがそのままこの写真パクリサイトのサーバー上にアップされているのを確認しましたので、
不適切な著作権違反だと認識しています。

Naverまとめなどでお、情報は直リンクのはずですが、
何の事前連絡もなく、他人が撮影した写真をそのまま自サバに取り込んで掲載するというのは、
どういうことでしょうかね。

まとめサイトなら何をやってもいいということでしょうか?
今の時代でもこういう違反が平気で行われていることに、がっかりしたのでした。

「The Rewrite」

仕事もなくなり、落ちぶれた元人気脚本家が、
紹介された大学での講義の仕事を通じて、新しい人生を見出していく、というストーリー。

初めはやる気もなく、
講義開始前に提出させた課題に目を通さず、SNSの写真で美女を選ぶとか、
授業もやる気の無さが見え見えだったのだが、
ふとしたことから関係を持ったシングルマザーの学生の影響も受けながら、
いつの間にかしっかりとした講義をしていたりする。

しかも、私は全然ピンとこないのだが、
その講義は、意外と過去の映画に鋭く切り込んだり、愉快に皮肉ったりと、
映画好きにはたまらない講義シーンもあるらしい。

静かな、映画でした。
日本では今月公開らしいですね。

「ジャイロスコープ」/伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の短編集。

とても伊坂さんの作品らしい、いわゆる毒のある作品から、
現実の中に少し不思議な世界観をつなげた作品まで、いろいろなバランスの作品が楽しめる作品。
でも、この作品で伊坂作品にはまる、ということはないでしょうから、
やはり王道の作品を読んだファン向けの短編集なのかな、というところ。

ルミネカード

前回、ルミネカードの話をしました。
そのときは、ルミネカードを持っているなら、引き換えはルミネ商品券にしないと無駄!
という話をしていました。

しかし、実はその直後に、ルミネ商品券の交換レートが変更になったので、
改めて記事を書こうと思い今日に至ります。
今回はルミネカードについて、とことん分析しておきましょう。

「ルミネカードの還元率」

まず初めにルミネカードを含めた、VIEWカードの還元率について考えてみましょう。
VIEWカードは、普段の使用時は0.5%の還元、JR東日本の支払いでは1.5%の還元となっていますが、
前回も説明したように、ルミネ商品券への交換ではレートが上がるため、
普段の使用時で0.64%、JR東日本の支払いでは1.92%の還元率になる、というのが通説でした。

ところで、10月からは商品券交換時には、配達手数料が必要になったことにより、
そのレートは、通常支払いで0.567%、JR東日本での支払いで1.70%まで悪化してしまいました。

ただし、まとめて交換する場合には手数料は1回で済むため、
できるだけたくさんまとめて交換できる場合には、
還元率はそれぞれ0.64%、1.92%に近づくということになります。
(上記で書いた最悪の場合は、1250p+手数料で4,000円分のルミネ商品券に変換する場合。)

実際の還元率は、変換できるポイント数によって変わってくるので一概には言えませんが、
大体上の数字を覚えておけばよいでしょう。
複数口まとめて変換できるぐらいであれば、まだまだルミネ商品券の優位性は変わりません。

「いくらの買い物をすれば元が取れるのか?」

前回語れなかった、ルミネカードはいくら買い物をすれば元を取れるのか?
という話に焦点を当てていきます。

ルミネカードのもう一つの特典が、年会費1,029円の代わりに、
ルミネでの買い物が常に5%オフ(決められたセール時には10%オフ)になるというものです。

当然、年会費がかかるので、年会費との天秤で考えることになります。
素人考えでいくと、年会費が約1,000円で、5%オフなので、
20,000円ぐらい買えば割引額が年会費と等しくなるので損益分岐点となります。
(10%オフセールだけでいえば、10,000円です。)

年間1~2万円ぐらいだったら、ルミネで買い物するかもなあ、
と思って大概の人はルミネカードに入会します。私もそうでした。
これがルミネカードの戦略と言っても良いでしょう。

しかし、都内の金券ショップを覗いたときに、この仮定が崩れることが分かります。

それは!!

金券ショップでは1000円のルミネ商品券を大体960円ぐらいで買うことができます。
そうです、20,000円ぐらいの買い物だったら、
年会費を払ってルミネカードを持つよりも、商品券を20枚買ってそれで支払った方が安くつくのです。

では、いくら買う人ならルミネカードで元を取れるのか。先に答えを言います。
5%時に買い物をする前提で計算した場合は、64,800円がルミネカードで元を取れる理論上の最低金額です。

確認のため、ちょっと計算しておきましょう。

64,800円の買い物をルミネカードでした場合、5%の割引が3,240円。
カードのポイントが、割引後の 64,800 – 3,220 = 61,580円を1,000円単位に切り捨てて、61,000×0.64≒390円。
年会費1,029円を考えると、実質は
( 64,800 + 1,029 ) – ( 3,240 + 390 ) = 62,199円で買い物できたことになります。

一方、商品券は65枚購入して、おつり200円をもらうので(ルミネ商品券はおつりが出ます)、
960×65 – 200 = 62,200円となり、ここが損益分岐点です。

なお、この計算は64,800円の品物を1回買う場合でやりましたが、買い物が複数回に分かれる場合は、
・ルミネ商品券のお得度が上がる
・カードのポイントのお得度は下がる(ルミネカードは1000円でようやくポイントが加算される)
なので、さらに損益分岐点は高くなります。
加えて、今回の計算はカードの還元率を最大で計算しているので、これもカードに不利に働きます。

このようなことから、
ルミネカードがお得になるのは、少なくとも年間65,000円以上買う人ということになります。
ルミネでよく買い物する人ならいいですが、
2万円と思っていたときからのギャップが大きすぎて、ちょっとルミネカードへのモチベーションが低くなりますね。

ただし、忘れてはいけません。ルミネには10%オフセールがあります。
10%オフセールのときのみに買い物をするという方であれば、
同様に計算した場合の15,800円が損益分岐点(の最低値)になります。

これを参考に、良く考えてみてください。
みなさんのルミネカード、本当に必要ですか?

「Spare Parts」

アリゾナ州フェニックスのカール・ヘイデン・コミュニティ高校が、
NASA主催のロボットコンテストで参加する他の大学を差し置いて優勝するサクセスストーリー。

そう聞くと、ロボットコンテストの話なのかと言うと、実はそうではない。
この高校、メキシコからの不法移民が多くいる地域の高校で、まあ言ったら「希望」があまりない高校。
不良ばっかり、親も子も入国管理局をおびえている。
不法入国の人間は、ろくな仕事にもつけず、未来への希望もない。

そんななか、ふとしたきっかけでロボットコンテストに参加することになる。
お金もない中、自ら寄付を集め、いかに安く、必要な機能をそろえるかということに頭を悩ます。

コンテストに参加するのは、そうそうたる大学のロボット工学の学生たち。
そんな中「大学生に負けるんだったら格好悪くもないよね」の一言で大学の部に参加する高校生。
自分たちの十倍以上のお金をかけて作られたロボットは、次々とコンテストの課題をクリアする中、
格安ロボットは、どれだけの成果を残せるのか?

高校生の友情とロボコンの物語半分、移民に関する社会問題半分、
そして最後の最後に出てくるほんのちょっとのジョークが、
絶妙なバランスで配合されていて、本当に面白い映画だった。

日本で公開予定がないらしいのですが、
とても面白かったので機会があれば是非見てもらえればと思います。おススメ。