4月最後

 世の中はGWですが、お仕事お仕事。あと1日。

 なんですが、GW中ということもあって会社に来ている人も2割ぐらい少ない気がします。休んでる人もいるってことですな。そして、やる気もちょっと低い(笑)。

 4月もおしまい。今月は英語の勉強をしたり、まあその後ものんびりできたし、それなりにいい1ヶ月でした。来月はちょっとテンションあげていきますか。

衣替え

 今日は衣替え。

 リビングがあるのにリビングをしばらく使っていなかったという意味の分からない生活をしていたせいで、リビングの方がごみだらけ(ほこり、というべきか)になっていたので、まずはそれを掃除。
 これまでは主に小さい寝室のほうで生活してました。暖房が効きやすいんだ、こっちのほうがw

 あと季節的に衣替えも。これまではセーターとかふかふかの長袖がメインだったので、それを多少薄手の服を引っ張りだしてきて、セーター類を片付け。ああクリーニングにも荷物を出したり。とりあえずいろいろしました。

 それにしても、部屋の片付けって大変だなぁ。

「ゴールデンスランバー」/伊坂幸太郎

 2008年本屋大賞受賞作の「ゴールデンスランバー」を読みました。図書館で予約していたこの本が、受賞直後に手に入ってなんてGood Timing!と思いながら読みました。

 さて、最近映画で見た「死神の精度」を見ていると、当時の伊坂作品は茶目っ気のある作品が多かったなぁと思い返しつつ、その後の作品、たとえば「魔王」や「砂漠」あたりは、政治や法律といったものに切り込んでいく感じがあって、今の伊坂幸太郎の世界観を物語るのには欠かせない要素だと思ってます。

 今回はケネディ暗殺事件をモチーフに、如何にメディアの力、思い込みの力が恐ろしいかということを伝えてくる。人はメディアや思い込みによって安心したり恐怖に落とし込まれたりする。何一つこの目で見て、知っていることはないのに、だ。
 誰かが殺されれば、犯人が誰かいればいい、という感覚。パズルのピースが当てはまればどれでもいいといった考え方がいつの間にか僕達を支配している。メディアに踊らされていることに気付いていないのだ。

 そんな大きな落とし穴に、改めて気付かせられる。これが最近の伊坂作品で思うことだ。そして、これらは現実のものになってきている気がしてしょうがない。現実の政治やメディアを改めて考え直すところに来ているのかもしれない。

体調不良

 GW2日目も1人観光に出かけるつもりだったんだけど、体調不良で断念。残念!(汗

 というわけで、朝からずっと寝てました。そしたら夕方には治ってきてしょうがないからご飯を買ってきて夕飯を食べて、大事を取ってまた寝る。
 仕事の休みの日に限って体調不良になるのは、いいことなのか悪いことなのか。たまには有休とか取りたい感じですけど。

 明日からGWの隙間。頑張りますか。

渋谷で6時

今日は友人と飲み。渋谷集合ということでそれまでは池袋でぶ~らぶら。

まずは昼ご飯。池袋といえばラーメンだよね。ということで前もってラーメン屋を調べていきましたよ。ネットで検索したら、屯ちんが出てきたのでここへ。とりあえず有名らしい。


■屯ちん

とりあえずテクテク歩いていったらありました。大通りからちょっと入ったところに。
僕が到着したときにもすでに十数人の行列。人気の店みたいですな。
十数分待つと、食券購入。並も大盛りも同じ値段ということで、屯ちんラーメン大盛り、トッピングは得入りで。


■美味しいラーメンでした

続いて渋谷。夕飯は何でもいいよ、と言ったら友人お勧めの串焼きの店へ連れて行ってくれました。
仕事の話とか、今してる研究の話とか、あとは将来の話とかかな。話は尽きないもんです。
彼が楽しそうにしていてよかった。
僕もモチベーションが上がったし、お互いにプラスになる、本当によい時間を過ごせました。

帰りは地下鉄経由で帰ってきたら、座れた代わりにものすごい時間かかりました。まぁ読書が進んでいいんだけどさ。

<屯ちん>
東京都豊島区南池袋2-26-2
03-3987-8556
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003977/

GW入り?

 今日だけで本を4000円ぐらい買いましたよ? NHK語学講座の本に数学系の本に、あと文庫を2冊ほど。勉強ものが大半(汗

 さて、明日からGWなんですが、飛び石連休過ぎて何をしたらいいのか分かりません。
 無理にでも予定を入れたほうが楽しめそうだなぁと思っていたら、本屋で最近人気の歩く地図帳シリーズが面白そうだったので、どこか行けるところがあれば遊びに行きたいなぁ。

 お勧めスポット教えて下さい~。

「クジラの彼」/有川浩

 本書はなかなかの名作だと思う。身近じゃない自衛隊員やそれに関わる人が、どのような生活――主に恋愛やけど――を、どんな気持ちで送っているのか、そういうことに思いが巡る。
 あとがきにもあるけど、実際に数多くの取材をして、その結果自衛隊員も普通の人間、僕達と同じように楽しんだり苦しんだりしているんだという、そういう面がとてもよく表現されている。

 基本的に有川浩は甘々の恋愛小説が得意みたいなので、阪急電車の恋愛部分で心の琴線を振るわされた人は、是非読んでみて下さい。

幸せの破壊者、酸素泥棒、シャカシャカ魔人。

 会社へのバスに乗り込んだら、前の人がため息をついた。これだけでテンションダウン。通勤電車とかは、ため息だらけなんだろうか。この幸せ破壊人め。

 エレベータに駆け込んできたおっさんおじさんが静謐なエレベータの中で1人、はあはあ息をしている。急いでいたのは分かるけど落ち着いてからエレベータに乗る余裕があると、おっさんじゃなくておじさんになれるんだと思うんだけどね。酸素泥棒だ。
 あと、エレベータで同じくイヤフォンから音が漏れている奴らも同罪だ。かなり迷惑。シャカシャカ魔人。

 誰にも迷惑をかけていないかもしれないけど、イヤに思う人はいっぱいいると思うんだけど、こういうことに気遣える人は素晴らしい。僕もいい大人になりたいなぁ。

 朝ギリギリまで寝てて急いでる僕の言えたことじゃないけど。

「赤い指」/東野圭吾

 1つのテーマは高齢化社会と認知症。いや、そうではない。人間の弱さが作り出す犯罪とその隠蔽工作。そんなものでうまくいくわけがない。

 誰が犯人とかを当てるミステリではないので、ここから先はネタばれのような内容も入ります。

 大きな問題は人間の弱さ。主役となる家族は3人とも弱い。
 まず主人公の昭夫。一家の主でありながら、息子とも実母とも、妻とも向き合わない。最後にそれを象徴するようなどんでん返しがある。
 そして妻である八重子。息子が起こした犯罪を隠そうとする気持ちはわからなくもないが、それを人に押し付け自分では何もしない。夫を非難するシーンがあるが、読んでいるほうからはどちらも同じにしか見えない。
 そして息子直己。息子自体を描くシーンはあまりないが、このダメな親にこのダメな子供あり、といった感じで、最後にでてくる「あいつらが悪いんだ」というセリフに象徴されていて、結局この家族は他人の所為にすることしか頭にない。だから、実母である政恵に罪をなすりつけるのだ。それしかできないのである。

 普通に読むと、高齢者には高齢者なりの心や気持ちがある、それを覚えておかなければならない、といったあたりに最終的なテーマがあるようには思えるが、僕は“きちんと向き合うことの重要性”というところを挙げる。それは犯罪だろうと老人介護だろうと。
 最後におまけのようについているエピソード、「客観的に自分がしてあげたことはどうだったか」と思うようになるというところは、その向き合うことの重要性を理解している人が行える究極の行為の一例として挙げているんじゃないかなぁと思いました。

 「こいつらホントにダメなやつらだ」と思えるような構成、文章になっているのは、さすが東野圭吾だと思いました(笑

 こんなにいろいろ書いたけど、実際には星4つぐらい。若干ストーリーに薄っぺらさも感じるし。あと、読んでいると苛々したりムカムカしたりする可能性があるし、そもそもミステリじゃないので、エンターテイメント東野圭吾を求める人には勧めません。

「ダイイング・アイ」/東野圭吾

 久々に東野圭吾の本を読んだ。やっぱり東野圭吾は見せるのがうまいなぁと思う。今回の作品はミステリというよりはサスペンスのような感じで、断片的に記憶を失った主人公が真実を知っていく、というストーリー。スピード感もあるし、映像化されたシーンが頭にどんどん浮かんでくるあたりが、ドラマ化されても人気な作家たる所以か?

 ただ、次々と新しい真実が分かる一方で、それが全部ひとつにはつながっているようには思えない。成美はどのような人物だったのか、瑠璃子は何を考えていたのか、といったあたりが伝わっていれば、より恐怖度の高い作品になっていたのかなぁと。

 テーマとしては交通事故の被害者と加害者、罪の意識とかですが、ここもちょっと物足りない感じがした。ストーリーや設定はよく分かったが、東野圭吾にしては詰めが甘いような気のした作品でした。期待しすぎなのかもしれませんが(笑
 もちろん、冒頭に書いたとおり読みやすい作品なので楽しめると思います。