恩に”きる”

こないだ、友達にメールを送ったあと、
「あれ、なんか違和感あるな」と思って調べてみたら日本語を誤用していた話。

恩にきる、という言葉がありますよね。
ですます調を、「恩に切ります」と書いてしまっていたんだけど、
正しくは「恩に着ます」だったという話。

“きる”は、切るではなく、着るだったんですね。だから活用は「着ます」でした。

「恩着せがましい」という言葉があるんだから、よく考えればわかることなのに、
それに気づかなかった自分は本当に馬鹿だった。

焼き鳥の美味しい食べ方

初耳学で、「焼鳥は串から外さないほうがよい」の根拠を説明していた。

理由は2つあって、1つ目は串を抜くことで旨味である肉汁が抜けてしまうということ。
そしてもう1つの理由は、こだわりのあるお店では一口目の肉に強めに塩を振ってあり、
二口目との味の差を楽しめるように作ってあり、それを無駄にしないためにも、串から外さないほうがよいのだという。

これ、以前こんな記事を書いて以来、気になっていた話題だったので、今日はすっきり。

微分って

昔の話ですが、仕事の先輩で文系の方が、
「微分って、微小に見たら傾きのことだもんね」と、すらすらおっしゃっていて、
この方はロジカルなんだろうなあとおもった覚えがある。
実際、その方はものすごく仕事の出来る方だったんだけれども。

微分といって、
「たとえば、 x2 が 2x になるやつね」
とか言っている人は多い。本当に多くて、理系ですらいる。
それは間違ってはいないんだけど、本質はそこではない!ということを声を大にして言いたい。

この辺のことを、数学サイトで分かりやすく説明できればいいんだけどなあ、と密かに思っている。
誰でも分かる微分、というページを作りたい。

七夕さらさら

メロディは覚えているけれど、歌詞はうろ覚えなので、
1番の歌詞だけでも覚えておくために備忘録。

ささの葉 さらさら
のきばに ゆれる
お星さま きらきら
きんぎん 砂子

のきばは漢字で軒端。
軒とは軒先ともいうように、屋根が突き出している部分です。それの端っこ。
笹の葉が、軒先に揺れている様子が思い浮かびますね。

砂子とは、辞書で調べてみると「金銀の箔を細かい粉にしたもの」とのことなので、
空に浮かぶ星を、金や銀を細かくしたものにたとえた様子だと考えられます。

得てして子供が歌う童謡の言葉づかいは難しいですね。

ハレとケ

昨日の「初耳学」でやっていたハレとケの概念の話が印象的だったので
メモがてら残しておくことにする。

ハレとは非日常、ケとは日常のことで、漢字で書くと晴れと褻。
晴れのほうは分かりやすくて、晴れ舞台とか晴れ着とかいう言葉が今でも残っている。
昔からハレとケを分けてきていた、そのことを柳田國男が見出したのだそうだ。

現在ではハレとケの境目がなくなってきていて、ハレの日常化が進んでいるとのこと。
まったくもってその通りだなあ。

現代文では定番のネタだといって紹介していたけれど、
思えば僕はこういうことを教えてくれる教師にで合ったことが無かったような気がする。
中学や高校で、こういうことを教えてくれる教師に、沢山巡り合えていればよかったんだけれど。

菜種梅雨

 菜種梅雨(なたねづゆ)って知ってます? 今日、MBSのお天気おじさんである今出東二さんがおっしゃっていたわけですが。
 菜の花の季節の雨(3月~4月の季節の梅雨のような雨)をこう呼ぶそうです。今日の天気図を見ると、どうみても停滞前線があります。梅雨じゃないんだから(汗

 ということで、今日からは雨。大学の行き帰りの時間帯は運良く雨には降られなかったのですが、明日以降は降られそう。雨は気分が沈むのでイヤですわー。
 雨は土曜日まで。