円楽師匠!

そういえば笑点の面白さが分かったのはつい最近、10年前ぐらいで、
そのときに円楽師匠の上手な司会ぶりに惚れました。

歌丸さんが司会になったときには、「やっぱり違う番組になったなあ」と思ったし。
そんな円楽師匠の訃報に、けっこう残念な気分になっている自分がいました。ご冥福をお祈りいたします。

「恋文の技術」/森見登美彦

森見氏の作品の読み方を覚えてきたので、この作品も楽しく読めました。
ふとはじまった文通が、何人かの友人を巻き込んでいき、最後に全員がだまされる、という、
広くも狭くも感じられる、絶妙な妄想の世界観を表現していると思います。傑作です。

ゴーゴー名古屋

朝5時。家から出発。とりあえずの目的地は新宿です。

新宿からはバス。隣がいなくてラッキー、と思ったら出発ギリギリにうるさい大学生みたいな人たちが乗ってきた。
ずーっと耳を傾けていたら、とりあえず大学生で就活生、さらに名古屋でライブの出番があるバンドであるらしい、というところまでは分かったけど。
とりあえず黙っててくれ、3人で乗り込んできて1人だけ僕の隣に座られてもなあ(汗

名古屋に到着してご挨拶。何しゃべっていいのか分かんねえや!(汗

「パラドックス13」/東野圭吾

「うわあ、めずらしい」というのが読んでいる途中あたりからの感想。
まさか東野圭吾がこんなSFを書くとは思わなかった。

突然消えてしまった人間。荒れ狂う東京を残された10人ちょっとで生き延びられるのか。
という感じの物語。漂流教室みたいな。

途中では、「生き延びるために必要なのは犠牲を最小限にすることなのか?」だとか、「福祉というのは制度じゃなくて人間そのものなんだ」だとか、
それなりに一般受けしそうな印象深い言葉は織り込まれているけど、大前提があまり東野圭吾っぽくないからなあ。

途中でこの現象が明らかになる。
しかし、そこの説明も東野圭吾にしてはかなり曖昧で、物語的に事を成り立てるための苦しい説明のように見えてしょうがない。
特に重要なミステリ的要素もなく、ちょっと期待はずれな作品でした。