日本語教室

10月から、友人から引き継いだ日本語教室を開いています。
毎週月曜日に1時間ぐらい。
生徒は1人だけなんだけど、ひらがなカタカナは終わっていて、
動詞の活用とか教え始めたら、逆に自分のほうが教えられないことに気づく。

そもそも言語なんて、使っている人にとってはルールなんてほとんど分からないものですよね。

たとえば、動詞の見分け方。
日本人なら、そもそもこんなことを勉強する必要がないのですが、
外国人は動詞の活用を勉強するためには、避けては通れない道なのです。
さて、じゃあどうやって動詞の分類をするかというと、
日本人であれば、「?ない」にしたときに、
「あ行+ない」に変わるもの(例:走る→ 走“ら”+ない)を五段動詞、
そうでないものを上一段、下一段と分類して、
さらに特殊なものとしてカ変サ変がある、というように覚えます。
これは、現代文で学んだことがない人でも、古文で似たようなことを習ったことがあるかもし れません。

でも、外国人は「?ない」にしたときにど う変化するかが自然に分かるわけじゃな いので、
そもそも動詞を見た瞬間に五段なのか何なのか、動詞を分類して、
その結果から未然形や連用形を学んでいくわけです。

また、中国語には動詞の活用がないので、
中国人に動詞の活用を覚えてもらうのはとても難しいです。
しかも、教え方も日本人相手とは違ってとても特殊なので、自分自身勉強になりますわ。