なんか真面目な話

 ガソリン代がまた上がりましたね。直前になって「うわ暫定税率切れるやん!」といいつつ時間切れで値段が下がり、「やっぱり元に戻したほうがええよ」と1ヶ月で逆戻り。2回もラッシュが来て、まさに翻弄されてる感じ。
 前もって下げるなら下げる、維持するなら維持すると議論するべきだっただろうし、国民不在でこういうことを勝手に決めて即日実行ってこれどうよ? 政治不信もいいところだ。

 とか思って今朝のニュースを見ていたら、後期高齢者医療制度の保険料負担を高齢者じゃなく税金投入か現役世代の負担にするとかいう見出しが目に入った。
 まあこれも国民不在で勝手に決まっていった感が否めなくて、そりゃあ説明不足で保険料だけ増えたら高齢者は怒るし、やり方が汚いとは思う。
 ただ、逆に一言いうと、4月になって保険料が上がって「やっぱりこんなのはおかしい!」という意見が大半になったら、その声で急激に政策が一転してしまう、なんというか、その場の空気に流されやすい流動的な政治というのはどうなんだろうか。

 世論は大事だし、そのようなものにあわせて政治をしていくのは重要なことだけど、それは政策を決める最も基本的なところでやるべきで、施行直前とか施行後とか間際になって気にすることじゃあないよね。それよりもマスコミを中心に急激に話題にして国民を煽って、一瞬その方向に向くと莫大な力を持って反対運動を起こして政治まで変わってしまうというのはどうだろうか。

 マスコミはこんな状況を作り出さないよう、もっと配慮しなければならない。国民はもっと政治に関心を持って、将来のことを考えなきゃいけない。そのためにも、マスコミは今のホットなニュースを面白く伝えるのではなく、政治を真剣に考えるよう促すことをすればいい。マスコミの力をもってすれば、その気になればそんなの簡単なはずだし。