「墜ちていく僕たち」/森博嗣

 カップラーメンを食べると性別が変わってしまう、という短編集です。なんだそりゃ。

 まあ、とりあえず普段のミステリとは毛色が違って、軽く読めてしまう感じ。どの短編もラーメンを食べるんですけどね、それを続けて読んでいったときに、最終話でちゃんとオチがあるというところが、まあ心理をうまくついた作品になってるかもしれません。最終話だけ読んだら確実に意味不明だし。短編を独立した短編にせず、短編の特殊性をうまく利用した作品になってるのかもしれません。