「日本のスイッチ」/慶応義塾大学佐藤雅彦研究室

※この日記は2007年9月22日に読書メモとして加筆・修正しています。

 日本のスイッチという企画が面白い。

「体育の日はやっぱり10月10日の方がよい(2002年10月28日)」
回答 10月10日派:60%、第2月曜日派:40%

 こんな質問を毎日新聞では毎週行っているそうです(私は買っていないのでしりませんが)。たわいない質問に携帯で答えてもらい、その結果から時代の空気、雰囲気を知っていこうという企画だそうで、慶應義塾大学の佐藤雅彦研究室と共に既に1年半以上も続いています。

 そのノベライズ?本が売っていたので、つい買ってしまいました。僕も日本人の空気や雰囲気を知りたいと思って。
 いや、面白い。日本の多数派少数派、どのようなことを考えているのか、常識とはどのようなものなのか、またくだらない質問もあり、結構楽しめる本です。
 面白い質問をいくつか。

タマちゃんを「見守る会」と「想う会」(2003年3月31日)
→区別がつく(32%)or区別つかない(68%)

東京ドーム何個分、という例え方は(2003年9月8日)
→想像しやすい(24%)、わかりにくい(76%)

 もちろん、こんな質問ばかりじゃないです。政治や経済ニュースを取り入れた設問もたくさんあります。

 ちょっとした質問から、人々の意識を知っていく。面白い企画じゃないですか。イズミは「日本のスイッチ」を応援します(謎