カラクリ池

10月5日。
飛行機到着が24時を回っていて、タクシーが捕まらなくて焦ったのもすでに5日の出来事です。

さてカシュガルでの観光は、カラクリ湖。
カシュガルから200kmぐらい離れたところにある、湖です。
もう、タジキスタンが目の前という場所です。

ホテルチェックインと同時に、
旅行社に問い合わせて、車を借りるかツアーに参加できないか聞いてみたが、
いずれも今日のツアーはない、明日ならある、という答え。
明日にはカシュガルを去るんだよ、ということで、自分たちでタクシーを探して向かうことにしました。

中国人の場合、カラクリ湖に向かうには通行証のようなものが必要で、これを持っているか聞くのが苦労します。
というのも、ここはウイグル族ばかりの地、彼らは中国語はほとんどしゃべれないといってよい状態です。
なので、コミュニケーションがかなり難しいのです。

それでも何とか行ってくれる運転手を見つけて、ゴーゴーゴー!
カラクリ湖までは砂漠と山に囲まれた道路をひたすら走るのですが、
山道でもあって、ところどころ土砂崩れを起こしていたりと、その途中の道も見所です。

途中、土砂崩れ対応で1時間待たされたりして、結局10時前に出発して着いたのは15時。
そこに広がっていたのは、静かな湖でした。

個人的には、というか一緒に行った友人も言うには、
カラクリ湖手前15kmぐらいのところにあった名前もよく分からない湖が、本当に綺麗でした。
砂漠、雪山、湖という、常識的には同時に相容れないような3大自然が、
ひとつの景色の中に納まっているという、なんとも不思議な光景でした。

帰りはもっとひどい状態。
土砂崩れ対応の渋滞が2回ぐらいあり、トータルで2時間半ぐらい待たされた。
結局、16時半に出発してホテル到着が23時ごろだったのはいい思い出です。

天池

今日はウルムチの郊外観光。
天池という車で1時間ぐらいのところに向かいます。

天池は完全に観光地化されていて、
中はバスで移動しますが、天池以外の見所は特にないので、
それほど時間もかからず、誰でも安心して移動できます。

その天池がこちら。本当に綺麗でした!

背景の雪山と青く輝く池が本当にマッチしていて、絶景だなあという感じ。
思わずたくさん写真を撮ってしまいました。

大変だったのは帰り。
車の渋滞が半端なくて、2時間半ぐらいかかり、飛行機に間に合うかぎりぎりになったのはちょっと焦った。
余裕を持った計画が大事ですね。

夜20時のフライトでこの旅の最終目的地、カシュガルへ。

ウルムチ

旅行4日目。敦煌を出発して、ウルムチに移動です。

ウルムチは、新疆ウイグル自治区の省都。
北京から西に2,000?3,000kmぐらいのところで、
本来なら北京から2時間ぐらいの時差があってもおかしくないところです。

ここからはウイグル語とウイグル族を目にするようになります。
われわれが読めないウイグル語が街の中に登場し、ウイグル族という人々が現れます。

これまでウイグル族は田舎の民族だと勝手に思っていたのですが、
全然違って、西洋、アラブ系のような顔つきになります。
おっさんは本気でアラブの商人のようですが、女性は美女が多いです。
本当にここは中国か、と思うほど。

さて、ウルムチ到着は結構夕方だったので、この日はウルムチで有名なバザールを見に行きました。
バザールのある場所は、ウイグル族が特に多いのかな、
辺り中ウイグル族の人で、そこに普通の漢族の中国人が観光に来ている、といった感じです。
布、食べ物、石など、なんでもそこで売っていて、とても活気のある場所でした。

そしてケンタッキーにもウイグル語が!

夕飯を食べた後、友人の勧めてくれていた音楽バーへ行ってみた。
前にウルムチに旅行した友人のお勧めだったのですが、行ってみたらそこは大人の社交場みたいな感じでした。
謎の民族系音楽とともに、お客さんが中央の舞台に出てきて踊るというお店。
んー、不思議な世界でした。

すっかりアラブ系の音楽も耳についたところで、お開き。

莫高窟

さて敦煌2日目。

朝から莫高窟に行ってきました。
撮影禁止だったのであまり写真は残っていませんが、こんな感じ。
ここも超有名どころで、めちゃくちゃ混んでいました。
本当はガイドしてくれる人と一緒に回るんだけど、
説明聞いても分からないのと、普通に回っていたらものすごく時間がかかりそうだったので、パス。
ハイスピードで莫高窟をクリアしてきました。

午後から、?沙山のリベンジ。
もうラクダには目もくれず、直接?沙山を見るために山に登ります。
またもや砂漠を登るのですが、昨日の反省を生かして、目標の池が見えやすそうな場所に向かって、傾斜のゆるいところを確実に上ります。
てか、ちゃんと足場作ってくれてるんやん!
昨日はそのことすら気付かなかった(汗

そして上りきったあとの景色がこんな感じ。
池もさることながら、広がる砂漠の雰囲気がとても不思議でした。

夜は街一番の繁華街へ。
ビアガーデンのようになっていて、周りに各種屋台が軒を連ねていて、
注文するとその各屋台から食べ物が運ばれてくるというシステム。

内陸ということもあって、夜はだいぶ寒かったですが、
ここで食べた料理はどれもとても美味しかった!
敦煌でこんなに楽しく美味しい食事ができるとは思わなかった!

敦煌

西安に24時間もいないうちに、西安から敦煌へ移動です。
敦煌の飛行場は小さくて、飛行機を降りてそのまま建物に歩いて向かうタイプ!


●敦煌空港

敦煌で有名なのは、なんといっても砂漠。
そもそも敦煌はシルクロードの中、オアシスをもとに発展した町のようで、
町からちょっと離れればすぐ沙漠が広がっています。

今日はとりあえず町から近い?沙山というところへ。
本当に、町のはずれぐらいのところなのですが、
入り口を入ると見渡す限り砂漠。
砂漠の砂除け靴カバー(10元)を買うのも忘れずに。

まずはラクダ!
ものすごい数のラクダがいて、このラクダに乗って砂漠を移動することができます。
気分はシルクロードの商人!

しかし、今日はこのラクダも大繁盛、
自分たちの番が回ってくるまで1時間以上も待たされる羽目になりました。
それでも乗ったラクダは、なかなかの快適だったりして。


●らくだがいっぱい

ラクダを降りたらもう夕暮れ時。
急いでメーンディッシュの月牙泉という池を見るため、
砂漠の山を登ろうとしたのですが、これがものすごくしんどいこと!
足をとられて、歩いても歩いても滑り落ちてしまう。
砂漠を歩くのはこんなにもしんどいんだなあと、身をもって体感しました。

で、上ったころには日も暮れてしまい、しかも角度も微妙、ということで、
この日はうまいこと写真に収めることはできませんでした。残念。

シルクロードの旅

今日から国慶節休み。友人と6泊7日の中国北東部の旅行に出掛けます。
コンセプトはシルクロード。シルクロードの要所を追いかけていく旅です。

スタート地点は西安。
朝から飛行機で西安に移動して、西安のホテルにチェックインしたのは既に15時ごろ。
もともとは明日一日西安を観光できる予定だったのですが、
飛行機の都合で、明日の午前中の便で次の目的地に移動しなければならなくなり、
結果として西安観光は今日の午後しかできないということになってしまいました。

どうしようもないので、大慌てで西安の観光名所、兵?俑に向かいます。

兵?俑は秦の始皇帝の墓と、
その墓を守るたくさんの人形兵(等身大!)がいることで有名です。
私たちも無事それを見ることができました。


●人形たち

夜は街中観光。城壁の中の小吃街をうろちょろ。
ものすごくにぎわっていました。

有ご飯に食べた?三灌?包子というお店の湯包。
(みんな、上海の佳家?包の方がおいしかったともっぱらの評判でしたが。)

西安といえば反日感情が結構激しいといわれていて、
それなりに視線や対応が厳しいかと思いましたが、何も影響がなくて逆に驚いたほどです。
ただ、とりあえず何人だと聞かれたら韓国人と答えるようにはしていましたが。

感情のくすぶり

今日から上海で行われる予定の
「日中グリーンエキスポ」というイベントが延期されました。
ま、今週出張予定だったのはこのイベントの補助だったんだけど、
行かなくて正解だったかな。

といのも、行ってても何もせずに帰ってくるだけで、
それよりも、早めに出張をキャンセルしたおかげで、
週末の旅行の予定も立てられるようになったし、結果オーライ。

中国国内の状況としては、
すでにデモの影響なんかはほとんどなくて、
今は扇動された国民感情がくすぶってる程度。

ただ、この国民感情というのは厄介。
表立った活動がないから、発散もさせにくいし、
何かあっても、もはや報道にもなりにくいし、
ここからこの感情をまた普段の状況に持っていくのは時間がかかる。
まさにこれからが正念場、という気がします。

VIP待遇?

今週は、日本人駐在員に対して、
会社が送り迎えの車を用意してくれています。
なんというVIP待遇なんだ!

今日は奇しくも18日、満州事変の発端となった柳条湖事件の起こった日でして、
中国中でデモが予定されています。
昨日あたりからデモはやめよう、という風潮が高まってきていますが、
今日まではしょうがない、という状況です。
明日から平和な毎日が戻ってくるといいけどなあ。

やってるやってる

いよいよ週末。
ニュースでは、大使館前では派手にやっている様子が映っていました。
予想よりは派手にやってるような感じです。
現場を見た人の話では、相当激しくてとても近寄れるような状況ではなかったそうです。

なんだかんだいって結局、こういうのには近づかないのが一番の予防。
別に他の場所にいる分には、それほどの被害もないです。
僕も夜は普通に三里屯とかに行ってたし。
ちょっと気は遣うけど、特に何もなかったよ?

危機回避

朝タクシーに乗ってたら、今日はちょうど朝8時のニュースで尖閣諸島の問題を扱ってた。
内容は詳しくわからないけど、???と言ってたから何の話題かだけは分かるわけ。
で、そのタイミングで運転手が「お前は何人だ」と聞いてきたので、とっさに韓国人と答えておく。

運転手は時にいい人もいるんだけど、基本頭固い人が多いんで、
変な話題にしてトラブル起こすより、嘘ついてやり過ごしたほうがいいと思う。

でもこれ、中国来たばかりだったら、
ラジオの内容が分からないくせに、何人だという質問だけ分かって、
普通に日本人とだけ答えてしまってただろうなあと、ちょっと考えてしまいます。

夜に友人と飯。
家の近くの日本料理屋に行ってきました。

<Geba Geba>
朝阳区??店北街23号
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