十八大

中国の中国共産党全国代表大会という会議が先週から行われていたのですが、
無事終わり、新しい総書記として習近平(习近平)氏が選ばれました。
ちなみにみんな、十八大(shi2ba1da4)と呼んでいます。

といっても一般庶民の我々の生活に何も影響はないのですが、
例えばタクシーの窓を勝手に開けてビラをまいたりしないように、窓を開ける部分が取り外されていたり、
やたら警備が厳しくなっていたり、インターネットの回線が遅くなったりと、
党大会の間はいろいろ不思議な出来事が起こっていたので、
それが元に戻っていくというのが一番の実感かもしれません。

さて、中国の報道ではどれぐらい報道されているのか僕はよくわかりませんが(そもそもニュースを見ていない!)、
日本のニュースを見る限り、やはり汚職や貧富格差といった問題が、
新しい政権でどう改善されていくか、いうところがカギとなるようですね。
どちらも国民の怒りは頂点まで来ており、かなり難しい問題を解決していかなければならないというのは事実でしょう。

ただ、日本より素晴らしいことが少なくとも1つあります。
それは、日本のように1年に1回首相、国政が変わるということがない、ということ。
こんなに短い期間で政策の善し悪しがわかるわけもないのに、
再選挙をやりなおして、選挙をするための税金を無駄遣いして、本当によくない。
国民がよくない、マスコミがよくない。
こうやってよくないよくないと言うだけの僕もよくないんだけど。

どうしたらええんやろね。日本ももうすぐまた選挙ですか。
中国の政治よりとりあえず日本どうにかせい。

上海ガニ

いよいよ上海ガニを食べに阳澄湖へ行きます。
阳澄湖というのは上海から西に車で1時間ぐらい、
大?蟹(日本で言う上海ガニ)で有名な湖です。
旬である10月から12月ぐらいまで、
中国いたるところで、阳澄湖、蟹と書かれた看板を見ることができます。

友人によれば、やはりこの時期、休日は蘇州方面の道が混むので、
早めに行って、さっさと食べて、早めに帰ってくるのがいい、とのこと。

ということで朝7時半ぐらいに出発。
さすが朝も早かったので、道もそれほど混んでいなくて、
1時間半ぐらいで着いてしまいました。あれ、ちょっと早すぎる?

まずはカニの注文。
いけすで養殖されているカニを見ながら、中国人の人が値段交渉をしてました。
が、それほど安くなったわけでもないよう。

そしていよいよ上海ガニの登場。
いい色あいにゆであがったカニが登場です。

去年食べたときにも書いたかもしれないけど、
まあ上海ガニってほとんどが味噌、身はほとんどないので、
タラバガニに慣れている日本人にとっては、期待外れですよね。
それを言ったらおしまいですが。

でも前回と違って、わざわざ有名な産地まで食べに行き、
そしてオス、メスを同時に食べることができたし、
何より中国人の案内でおいしいものを食べに行った(食べ方も教えてもらった)
ということで、超満足でした。

ちなみにお値段は大きさで分けられているみたいだったけど、
オスメス1対で90元(1,300円ぐらい)でした。

いざ上海!

今週末は上海に旅行です。
目的は本場上海で上海ガニを食べる!

去年、上海に住む中国人の友人と、
「来年は上海ガニの季節に上海に来るから、本場の上海ガニを食べさせてね」と約束していたので、
それをお互い律儀に守ったという感じです。
まあ、ぶっちゃけていうと僕が上海ガニを食べたかっただけなんですが。

行きの飛行機は初めて乗った機体。
ビジネスクラスの座席がやたらたくさんあって、ものすごくバブリー!
エコノミーの座席にもモニターが付いていて、
おかげで「劇場版ホタルノヒカリ」を見ることができました。
当然、北京?上海では全部見ることなど叶いませんが。

友人のスケジュールによれば、上海ガニは明日。

まずはご飯。
行こうと思ったお店がことごとくお休みで、
ようやく入った日本料理店がやたら高かった。
あとで聞くと有名は有名なんだけど、お値段はやっぱり高いお店らしいです。

そのあと、友人が髪の毛を切りたいということでそれに付き合ってました。
彼ら曰く、その理髪店は切るのがうまい上にとても安い人気店ということで、
なかなか予約が取れなくて、ようやく今日予約がとれたからどうしてもいきたいということで(笑
僕も勧められたけど、中国人に切ってもらうのが怖くてやめました。
細かく指示すれば問題ないという説もあるのですが、
話を聞くとそこの美容師は美容師が似合う髪形を考えて切ってくれるというから逆に恐ろしい。

そのあとは友人の家でご飯、
そして友人の友人の家でお茶をごちそうになり、
11時ぐらいにホテルに帰って休みました。

明日はいよいよ上海ガニ!

中国通信「北京マラソン」

今日の正午、北京マラソンの申し込みが開始されました。
私の会社にもこれに向けて練習に励んでいた人が結構いたようで、
待ちに待った申し込み開始となったのですが。

ふたを開けてみると、日本人の申し込みができないというお粗末な展開!
みなさん、半分怒っていて、半分苦笑い、というような感じでした。

確かに昨今の日中問題があるのは分かるが、それをスポーツ大会に持ち込むべきではない、
という反対意見は非常にわかるのですが、
僕が主催者だったらものすごく悩むと思うんだよね。

というのは、大会主催者は何も思っていなくても、
大会中に何かが起こった場合、今度はなんで開いたんだ、と言われかねない。
そうすると、説明を加えた上で今回は日本人は参加しないでください、というのも、頷ける判断だと思うんです。

…というのは最大限主催者側の立ち位置に立った場合で、
単純に日本人に対する嫌がらせの可能性は高いですが。

渋滞

体をひねってから、毎週整体にかかっているのですが、
ここのところ土日があかないということで、
今週から火曜日に変えてもらいました。

道がすいていれば15分もあれば着くようなところにある病院なんですが、
仕事が終わってからバスで行こうとしたら、今日は1時間以上かかった。
これもすべての原因は渋滞。

本当に北京の渋滞は半端なくて、
これのせいでなかなか北京が好きになれないのと、
街に出掛けたい気分にならないです。
あ、あと寒いのもマイナスポイント。

日本語教室

10月から、友人から引き継いだ日本語教室を開いています。
毎週月曜日に1時間ぐらい。
生徒は1人だけなんだけど、ひらがなカタカナは終わっていて、
動詞の活用とか教え始めたら、逆に自分のほうが教えられないことに気づく。

そもそも言語なんて、使っている人にとってはルールなんてほとんど分からないものですよね。

たとえば、動詞の見分け方。
日本人なら、そもそもこんなことを勉強する必要がないのですが、
外国人は動詞の活用を勉強するためには、避けては通れない道なのです。
さて、じゃあどうやって動詞の分類をするかというと、
日本人であれば、「?ない」にしたときに、
「あ行+ない」に変わるもの(例:走る→ 走“ら”+ない)を五段動詞、
そうでないものを上一段、下一段と分類して、
さらに特殊なものとしてカ変サ変がある、というように覚えます。
これは、現代文で学んだことがない人でも、古文で似たようなことを習ったことがあるかもし れません。

でも、外国人は「?ない」にしたときにど う変化するかが自然に分かるわけじゃな いので、
そもそも動詞を見た瞬間に五段なのか何なのか、動詞を分類して、
その結果から未然形や連用形を学んでいくわけです。

また、中国語には動詞の活用がないので、
中国人に動詞の活用を覚えてもらうのはとても難しいです。
しかも、教え方も日本人相手とは違ってとても特殊なので、自分自身勉強になりますわ。

また来た、ネット規制!

国慶節開けぐらいから、やたらインターネットが繋がらない。
繋がらない、というよりは極度につながりにくい、といった感じ。
繋がらないのは、日本の一部のサイトで、中国国内のサイトにはつながることから、
政府による何かしらの手が加えられていると考えるのが妥当かな。

一番困るのは、自分のブログにすらつながらない!ということ。
正確には、自分のサイトを置いているあるレンタルサーバーに、つながんない。

おかげで、自分のサイトも見れないわ、ブログは更新できないわ、とんだいい迷惑です。

11月頭には中国の党大会も終わるので、
それが終わったら復活することを期待します。
それまで更新が滞ると思うけど、変わらぬご愛顧をどうぞよろしく。

雑談

今日からの研修内容は、お客さんに行くというもの。
今日のお客さんは、長い付き合いらしく、気を使う必要もないというところ。
実際、仕事の話は大体電話で済ませられるらしく、訪問中、ほぼほぼ雑談をしていた。

で、雑談はいいんだけど、そのうち内容が最近の日中関係に関する話題に。
この話題は、たとえ冗談だよとか軽い話としてだから、と念押しした上であっても、
なかなか辛いものがあります。

なぜかというと!
そんなのは「よく分からない」といえば良いと思われるかもしれないけど、
知らないと答えるのもあまりよくない。
なぜなら、それは日本政府が子供の時に教えないからだ、といわれてしまうから。
第二次世界大戦時の中国侵略について、
日本では教えないのか?と聞かれると、
答えに困ってしまいます。

同時に、単語も普段使うものと違うので、分からない単語だらけになってしまって、
それも結構辛いものがあります。

そういうわけで、いくら優しく接してくれる中国人であっても、
日中関係については触れないか、
それなりの答えを持っておいたほうが無難です。

ああ、難しい難しい!

中国通信「ラクダの過労死?」

今日たまたま見つけたんだけど、
「鸣沙山骆驼“过劳死”」という記事。

中国の観光地で、国慶節中にラクダが働きすぎて過労死している、というニュース。
これ、こないだ行った敦煌の観光地のラクダのことなんだよね。

僕たちが乗ったラクダが今でも元気に活躍していることを祈るばかりです。
それにしてもはるか昔、シルクロードをも行き来したラクダが過労死するとは、恐るべし国慶節。

最終日

いよいよ旅の最終日。
カシュガル市内の観光をしてきました。

といってもそれほど見どころはない。
まずは街郊外10kmぐらいのところにある香妃墓というところ。
とりあえず観光名所みたいですが、よくわからず。
とりあえず写真撮ってみた。

そのあとはバザールへ。
新疆ウイグル自治区ではバザールが鉄板なのでしょうか?
ここも相当広い地域に、食べ物、布、かばん、靴と、なんでも売っている大市場がありました。
ようやくありつけたナンも、焼きたてのものを選んだらとても美味しかったです。
多少付いていた羊臭はおそらくナンをこねていたおばちゃんの体臭なのかなと思います。

最後に、エイティガール寺院を外から眺めて、
そのすぐそばにあるカフェでお茶して雑談して、全日程終了です!

カシュガルから、ウルムチ経由で北京に帰宅。

あっという間の中国東北部の旅。
おそらく、これまでで一番移動した旅となりました。
ウルムチあたりからは文化も違えば言葉も違い、
中国の広さを改めて思い知る旅行でした。