建設費問題

再び東京オリンピック建設費問題の話。
なんか、建設費がいくらだからどこは駄目だとか、見直していくらまで安くなった、だとか
そういうことばっかり言ってますが、
設備に関しては、その後の利用価値やその後の収益を見て考えればいいんじゃないですか。

建築物を何年の期間で見るのが正しいのかはしりませんが、
5年だか20年だかの収益を正しく見積もって、それで利益が出るのであれば正しい建築物だし、
それで損益しか出ないのであれば作るべきではないわけです。

そういう議論をすべきなのに、マスコミに煽られて建築費○億円が前面に出てくるのはちょっと問題じゃないかな。
それより、そのあとどのように利用するから○年で利益が出る、みたいな議論に持ち込まないと成長はない。

そして、そのような利用が促されるような制度作りに進んでいってもらいたい。

最近日本どうしたの?

豊洲市場移転問題や、オリンピックのヨット会場問題とか、
とにかく適当に仕事やってるからこういうことが起きる、という問題が多すぎる。
中国にいる立場からすると、「中国ならまだしも、どうした日本?」と喝を入れたくなる。

そういうゴタゴタを起こしてるから、韓国で開いてあげようか、なんてことになるわけですよ。
日本人よ、恥を知れ恥を。

開会式

オリンピックの開会式がありました。
NHKがネットでの生中継をしてくれていたので、
CCTV5(体育频道)を使わなくても、日本語で見ることができました。ありがたい。

ひさびさに生中継で開会式をきちんとみたけれど、やっぱり開会式の演出はすごかった。
今回も演出家のアイデアに度肝を抜かれっぱなし。
ブラジルらしさを持ちながらも、きちんと環境や社会平和に対するメッセージもしっかり入っていて、本当にすばらしい演出だったと思う。

今回は難民枠の選手がいたり、オープニングスピーチで教育の重要性を説いた人がいたり、と、
本当にこれからの世界が、どうあればいいかを考えさせる開会式だった。

これをみると、改めてオリンピックは平和の象徴であり、
金メダルも重要だけれど、それ以前に世界の平和を全員が望んでいて、
それを実現するための間接的な方法なんだと思った。

たぶん個別の競技を見る機会は少ないんだろうけれど、
オリンピックという文化がとだえることなく続けばいいなあと思いました。

まじめか。

ブレグジット

イギリスがEU離脱を決めましたね。
それにともなって為替は1ドル100円を下回り、平均株価も一時前日より1400円ぐらい低い値を付けました。
てんやわんやです。

国民投票というと確かに民主主義の象徴で、平等のような気はしますが、
それはそれで弊害というか、問題もあるようで。
少なくとも経済的には大きな損失が生まれているようです。

ちょうど金曜日ということで、
明日明後日の週末に、世界各国でどのような対応がなされるのか、気になるところですね。

浪費

熾烈な舛添都知事叩きの末、辞任に追い込まれましたね。
舛添氏が引き起こした影響は大きいと思いますが、
今回は、舛添氏が無駄にした血税がいくらぐらいあるのか、という観点で。

まず、都民の血税を公私混同で使ったこと。
法に触れていないかどうかではなく、倫理的に許されることかどうかという判断で考えるべきですね。

そしてマスコミでも騒がれていたが、都政を遅延させた影響も大きい。
都議会の貴重な議論の場がつぶれてしまい、都政の遅延による損失額、
都議会議員を無駄に働かせたその賃金の損失、
都政を遅延させる都議会議員にも問題があるというマスコミの書き方も多いが、
これは舛添氏の問題がなければ起こることもなかったので、やはり舛添氏により大きな責任があると言ってもいいのではないか。

さらに、オリンピックの問題。
今回の問題を、なにかとオリンピックがあるからなんとか、という議論をしている人がいたが、
2020年のオリンピックは舛添氏が決めたオリンピックでもなんでもなく、今回の事件とはわけて議論するべきでしょう。
ただし、東京オリンピックに対する不信感は国内外に広がったはずで、これも舛添氏の責任だ。

これら全てを足し合わせると、舛添氏の出した損害金額は相当額になるはずだけど。

ところで、お金の話とは関係ないけれど、
議員の追及弁論の中には的を得ていないものもあったように見えた。
大した議論もできないのに議員になっていることが浮き彫りになり、やれやれ都政も問題山積みだ。

紀伊国屋書店閉店

今日、紀伊国屋書店の新宿南店が閉店というニュースをやっていた。
新宿の本屋と言えば、ジュンク堂がなくなって以来、
ゆっくり本が見られる本屋がここしかなかったので、このニュースは本当に残念。

新宿本店は、建物が古く、ごちゃごちゃしていて、
あれが好きと言う人もいれば、苦手な人もいるはず。
僕はちょっと苦手。

なので本当に残念だ。書店が儲からないのは分かるけれど、
書店好きな僕は、今後どこの本屋に行けばいいんだろう。

教育論

今日読んだ記事で次のようなものがあった。
面白かったのでまとめておこうと思った。

元記事はプレジデントのこちらの記事

①スマホ使用時間と成績の関連グラフ

学生のスマホ使用時間と成績の関連グラフによると、
最も良い成績なのは使用時間が1-2時間の群で、それ以上使う群は徐々に成績が落ちる。
また、スマホ使用時間が0時間(使用しない)群も1-2時間の群より成績が悪い。
これを大人たちは、
「適度な時間の使用であればスマホから得られる情報が成績に影響する」
と分析していたが、この記事の筆者の娘さんの、
「それは意志が強いからだ」という一言が、もっともうなずける理由だと考えている、と
筆者が述べていた。

②意志と成績の関係

実は意志と成績の関係を試した実験があるそうだ。
子供にクッキーを与え、「15分食べなかったらもう1枚上げる」と約束したのち
部屋で一人にさせると、
すぐ食べる子供、頑張るが結局食べてしまう子供などいろいろなパターンに分かれる。
食べずに2枚のクッキーを手にするのは約30%の子供だが、
将来、この子供たちの成績がもっとも高い結果を表わすというものだ。
(そして、これはIQよりも影響度が高いことが分かっているそうだ。)

つまり、意志が強い子供は、成績を伸ばすことができる、ということらしい。

③意志はどこから来るのか

この意志が強かった子供たちの多くに共通したのは、
この実験に参加する前に、
何かしらの約束を「守ってもらえた」という経験をしているからだったという。
逆に、クッキーを途中で食べてしまった子供たちの多くは、
約束を破られた経験がある子供たちだったという。

つまり、意志を強くするのは、
周りにいる人たちの信頼だったり、約束を守ることがよいことだということを、
実生活で経験している人が成績が伸びるということを示しているのだという。

結論として、
周りから信頼される子供は、約束を守る、意志を強く持つことができ、
それが最終的に成績に反映されてくる、ということらしい。

この記事を読んで、なるほど、とても興味深い記事だなと思った。
将来もし子供ができたら、約束だけは守れるような子供にしたいなと思った。

円安

さて、中国での生活ももうすぐ終わります。
思えば中国に来たのは2011年の8月。
その頃の円と元のレートは1元=12.5円ぐらいでした。
かなりの円高で、輸出企業的には辛いですが、
こちらでお金を使う身としては、安く買い物ができてよかったように思います。

それが、突然の円安。予想以上の爆発的な変動にびっくりしてしまいますが、
今や1ドル100円近く、1元も15円まで戻りました。
そう、確かに戻ったというのが正しいように思います。

まあこれぐらいなら、ちょうどいいところなのかもしれませんが、
さて円安になってよかったのかというと、
今度は輸入品が高くなるという問題が発生します。

少し長くなりますが説明をすると、
実は輸出するのはほとんどが企業なので、円高による損失は、企業が背負います。
一方で、輸入品を買うのは、一般市民もそれなりに購入するということです。
ガソリンをはじめとして、食料品や外食などの生活必需品も、今や多くのものが輸入されており、
それらすべてが少しずつ値上がりすることになる、ということである。
当然、これも企業が一部は負担するが、負担しきれなかった場合、消費者が直接かぶることになりうる、ということです。

言いたいことは、考えかたによっては、
円安の方が消費者を直撃するため、深刻な問題になりかねない、ということなのです。

長く続いた円高時代のあとの円安なので、
多少喜べるところではありますが、過度の円安にならないように、
ちょうどいいところで為替を操れるともっともよいのですが、
まあそう簡単にはいかないですよね。

気が変わりやすい

別に政治のことをとやかくいうつもりはないけどさ、
政治不信には国民にもかなりの部分の責任はあるよね。
何が悪いって、勝手に情報に操作されやすすぎる。

あえてずっとコメントしなかったんだけど、
滋賀の中学生の自殺の事件について、本当はもっといろいろ追求すべきことがあるはずだけど、
やれ選挙だとかなると、ほとんどの人が一瞬で忘れてしまうわけ。

これは一例にすぎないけど、
本当はこの選挙と関係しているはずの、もしくはさせるべき出来事が山のようにあったはずなんだけど、
ほとんどを忘れてしまって、いつの間にか原発が論点だ、とかいう感じになってる。

もっと国民は世論をちゃんともたないといけない。
今の世論って、メディアか何かに操作されているだけのものじゃない?
しかもそれは自分たちの意見だ!なんて思い込んでいるから手に負えない。
中身がからっぽというか。

一人ひとりが、もっと政治や経済、犯罪や歴史を含めた日本について、
知れとは言わないけど、興味は持たないといけないよね。

十八大

中国の中国共産党全国代表大会という会議が先週から行われていたのですが、
無事終わり、新しい総書記として習近平(习近平)氏が選ばれました。
ちなみにみんな、十八大(shi2ba1da4)と呼んでいます。

といっても一般庶民の我々の生活に何も影響はないのですが、
例えばタクシーの窓を勝手に開けてビラをまいたりしないように、窓を開ける部分が取り外されていたり、
やたら警備が厳しくなっていたり、インターネットの回線が遅くなったりと、
党大会の間はいろいろ不思議な出来事が起こっていたので、
それが元に戻っていくというのが一番の実感かもしれません。

さて、中国の報道ではどれぐらい報道されているのか僕はよくわかりませんが(そもそもニュースを見ていない!)、
日本のニュースを見る限り、やはり汚職や貧富格差といった問題が、
新しい政権でどう改善されていくか、いうところがカギとなるようですね。
どちらも国民の怒りは頂点まで来ており、かなり難しい問題を解決していかなければならないというのは事実でしょう。

ただ、日本より素晴らしいことが少なくとも1つあります。
それは、日本のように1年に1回首相、国政が変わるということがない、ということ。
こんなに短い期間で政策の善し悪しがわかるわけもないのに、
再選挙をやりなおして、選挙をするための税金を無駄遣いして、本当によくない。
国民がよくない、マスコミがよくない。
こうやってよくないよくないと言うだけの僕もよくないんだけど。

どうしたらええんやろね。日本ももうすぐまた選挙ですか。
中国の政治よりとりあえず日本どうにかせい。