「チャーリーズ・エンジェル」

飛行機に見たい洋画が無い!ということで、昔の名作シリーズから見てみた。
有名だけどどんな話かと思ったら、アクション映画だったのね。
エンジェルとかついてるから、もうちょっとかわいらしい映画だと勝手に思い込んでた。

ストーリーより、美女3人がド派手なアクションに取り組んだという意欲作であるというところが見どころ。
コメディ要素も強めに入っていて、おっさんだけだったら滑りかねないアクションコメディなのですが、美女3人だから見るに耐える映画でした。

「ハリーポッターと賢者の石」

金曜ロードショーで何度も再放送しているのに、これまで頑なに見てこなかったハリーポッターを見た。
(いや、意図的に見なかったわけではないのだけれど。)

魔法が出てきて、学園に潜む謎、それに果敢に向かう少年少女、って、
これは確かに、子供のころ一度は誰もがワクワクしたことがあるようなストーリー。
大人になったってその経験がを忘れるわけではないから、結局大人も子供も楽しめる映画になってるんだよね。
今さらながら、そりゃあ人気も出るわけだ。納得。

だいぶ昔の作品の割には映像もすごくて、素晴らしい作品だなと思いました。
いやー、USJ行きたくなってきた笑

「ズートピア」

ディズニー最新作。
ネットで見るように、確かに深読みできるストーリー展開が素敵だ。

世界は肉食動物も草食動物も一緒に暮らす世界。
肉食動物はもはや野蛮なことをせず、共存、平和、平等がこのズートピアのルールだ。
そんななか、正義感溢れるウサギのジュディは、その前向きな明るさと努力で初のウサギのズートピア警察職員となる。
ズートピアの悪を取り除き、よりよい街を作ると期待するも、与えられた仕事は交通切符係。
身体の大きい肉食動物たちが強い社会、草食動物たちはこの差別を受け入れなければならない。

次にキツネの存在。“ずる賢い”というキツネの偏見がそのまま残る社会では、キツネは厄介者扱いされていた。
これがまた、世の中には偏見があるということを暗示させる。

と、この設定だけでも十分世の中の差別や偏見を表しているが、ズートピアはこれだけでは終わらない。
ストーリー後半、正義感たっぷりのジュディもまた、差別や偏見をしてしまっていることに気付かされる。
つまり、自分は大丈夫だと思っていても、知らず知らず差別や偏見をしてしまう危険性を指摘している、ともとれる。

最後の最後にどんでん返しが来るストーリー展開、
子供向けのアニメ映画とは思えない深いストーリーで、確かに見ごたえある映画だったと思います。

いや、これ以上書けないよ。

「ボーン・アイデンティティ」

相当古い映画ですが、機内映画にあったので見ました。
最近JALは昔の名作を公開していることもあって、有名な映画を見ることができて助かります。

記憶喪失の男が、謎の組織に追われながら自分が何者なのかを知るアクション映画。
見事に敵の襲撃を回避する主人公の能力の高さと、テンポの良いストーリー展開で楽しめるのだが、
最後の方、自分が暗殺組織の人間だったということを知った後の展開がちょっと軽くも感じた。

昔の映画だけれど、作りはしっかりしているから、最後まで楽しんで見られました。

「博士と彼女のセオリー」

ホーキング博士の半生を描いたドキュメントのような映画。

物語になるように恋愛や生活を中心に描かれており、
印象的なのは、ホーキング本人よりも、ホーキングを支えた妻ジェーンの愛情だったかな。
ホーキングがいくら「僕たちは普通の家族だ」と言っても、
子供を育て、難病を抱えた旦那を支えるのは、並大抵のことではなく、
その状況に助けがないというのは非常につらい状態だったのだろうと思う。

本当に、ドキュメントのような映画で、
見終わって感動もいい映画だった、とも思わなかったけど、
見応えはあったと思う。だからいい映画なんだろう。

「スポットライト 世紀のスクープ」

『ボストン・グローブ』という新聞社が、教会内部で神父の子供への性的虐待しているという事件を追うストーリー。
教会は信仰の対象であり、これを事件として報道することには大きな批判があるかもしれない。
また性的虐待の被害者はそれを語ろうとしないことも取材の課題となる。
事実をきちんと報道するために、新聞社の仲間たちが協力し合い事件に向きあう姿はすばらしい。

事実を描いた作品なので、それ以上でも以下でもないが、一つまた事実を知ることができてよかった。

「進撃の巨人 エンド・オブ・ザ・ワールド」

2部構成の、後篇。
通して映画を見たけれど、あれだけもてはやされている「進撃の巨人」の面白さが、
一ミリも伝わってこなかったんだけど、これ、なんでだろう。

よくよく見ると、この映画の評判はなかなかに良くないので、
なるほど納得という結果です。

マンガはもし機会があればマンガ喫茶で、と言う程度かな。

「Concussion」

主人公のオマル医師は、ある日担当した検死体が異常であることに気付く。
純粋に医学的な側面からその原因を追いつめるうちに、
それがアメリカの国民的スポーツ、アメフトにあることを突き止めてしまう。

これまた科学的正義心からこの事実を発表するや否や、世間から批判されてしまう。
それもそのはず、NFLはアメリカにとってもはや経済の一部なのだ。
NFLがチームを持っているから救われている町があり、人がいる。
NFLは大勢の命を救っている、そのNFLを失墜させることで、大勢の命が失われてもよいのか。

しかし、オマル医師はあくまで医師である。主張は崩れない。
それでも、アメフトに危険があるのだとすれば、そのことを伝えなければならないと、主張を続ける。

真実に基づいて作られているだけあり、本当に苦しい場面が続く。
最後の最後まで、オマル医師の主張は認められない。
真実を伝えるとは、実に苦しい。

劇中で語られる「未来がどう思うか」という言葉は、私もよく思うことだ。
つまり、誰がどう事実を曲げようとも、真実は曲がらない。
そして、近い将来、正しい事実が分かった時に、
その事実を隠そうと画策した人間が、どのように評価されるか、どのように語り継がれるか。
自分自身はオマル意志のように、素直に、強い意志で生きていきたいと思った。

「ビューティー・インサイド」

目が覚めるたびに顔が変わってしまう男性の恋愛を描いた作品。
設定自体が突飛なので、明るいコメディかと思いきや、
アンティーク家具に囲まれる温かみのある映像と、それを彩る綺麗な音楽が、素敵な映画を作り上げていた。

主人公の仕事は家具デザイン。
外見は変わるが、そのセンスはどの顔になろうとも変わらない。
その人らしさ、というのは顔だけではなく、性格や内面に宿るということを伝えているんだろうなあ。
整形大国韓国の映画だけにちょっと笑えないけど。

全体としてとてもほっこりする映画で、よかったです。
あとヒロイン役のハン・ヒョジュが可愛くてたまらない。

「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」

Perfumeの2014年ワールドツアーの様子を収めたドキュメント。
映画とはいえないかもしれないが、映画のジャンルだったのでここで。

とにかく、Perfumeの人柄と、舞台裏で徹底的に作り込むスタッフ、
そして何より熱狂的なPerfumeのファンが印象的だった。
海外ではファンの人に通訳してもらうとか、なんて楽しいライブなんだ。

ただ、Perfumeのそれぞれの単独インタビューのようなパートもあるんだけれど、
それが少なすぎる、短すぎる。
プロフェッショナルとか、アナザースカイ(は違うか)のように、
もっと深い部分に切り込んでいたら、より見応えのある作品になっていただろうになあ。