「ズートピア」

ディズニー最新作。
ネットで見るように、確かに深読みできるストーリー展開が素敵だ。

世界は肉食動物も草食動物も一緒に暮らす世界。
肉食動物はもはや野蛮なことをせず、共存、平和、平等がこのズートピアのルールだ。
そんななか、正義感溢れるウサギのジュディは、その前向きな明るさと努力で初のウサギのズートピア警察職員となる。
ズートピアの悪を取り除き、よりよい街を作ると期待するも、与えられた仕事は交通切符係。
身体の大きい肉食動物たちが強い社会、草食動物たちはこの差別を受け入れなければならない。

次にキツネの存在。“ずる賢い”というキツネの偏見がそのまま残る社会では、キツネは厄介者扱いされていた。
これがまた、世の中には偏見があるということを暗示させる。

と、この設定だけでも十分世の中の差別や偏見を表しているが、ズートピアはこれだけでは終わらない。
ストーリー後半、正義感たっぷりのジュディもまた、差別や偏見をしてしまっていることに気付かされる。
つまり、自分は大丈夫だと思っていても、知らず知らず差別や偏見をしてしまう危険性を指摘している、ともとれる。

最後の最後にどんでん返しが来るストーリー展開、
子供向けのアニメ映画とは思えない深いストーリーで、確かに見ごたえある映画だったと思います。

いや、これ以上書けないよ。

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