「禁断の魔術」/東野圭吾

ガリレオシリーズの第8作。
もともと短編だったものを、ストーリーを付け加えて長編にしたものらしい。

原爆やダイナマイトは、科学が創りだしたものだが、
よく「科学技術が悪なのか」という話になったりします。
まさにそのテーマを描いた作品で、
復讐のために、悪い目的のために物理を使ってはいけない、ということを
湯川教授が教え子に体を張って伝える、というのがテーマ。

なんだけど、最後にもやもやした感じで終わってしまうのはちょっと残念。
長編にするほどのストーリーではなかったのかもね。