「空飛ぶタイヤ」/池井戸潤

自動車会社のリコール隠しをテーマに扱った作品。
中小運送会社社長が大会社に戦いを臨み、何度も潰されそうになりながらも、
捨てる神あれば拾う神あり、いろいろな仲間に助けられながら徐々に自動車会社の闇に近づいていく。

面白かった。
二転三転する状況の中、「絶対にうちに非はない」という信念のもと、
諦めない社長の姿には感動するし、
同時に、大企業の象徴である自動車会社の組織のあり方は非常に分かるし、
今の社会をよく反映していると思った。

上下巻だったけど、あっという間に読めます。