「舟を編む」

辞書編集部で働くことになった青年の成長を描いた作品。
人と交わることが苦手、という性格は、
辞書編集という言葉とのみ携わる仕事に向いているように思えるが、
実際にやってみるとそう簡単なものでもない、ということに気づく。

「言葉というのは、相手の気持ちや伝えたいことを正確に知るためにあるものでしょう」
という上司からの言葉をきっかけに、
また思いを寄せる女性との交流をきっかけに、
辞書を通じて青年が成長していく様子が丁寧に描かれていた。

原作の小説が出た時から、気になった作品ではあったけど、
今回映画を見てストーリーを知ることができてよかった。
今度は原作を読んでみたいなあ。