ひとり弾丸トラベラー(その4)

 13時。

 獅子林から大通りに出て、近くのコンビニで水を購入。今日も結構暑い一日。そしてさすが空気が悪い。光化学スモッグ注意やわー。

 昼ごはんを食べたいのですが、現地の店に入る勇気はありません。メニューを見ても何が入っているかわからんから注文もできへんし、メニューが分かったとしても食べられるとは限らないしね!
 ということで、繁華街に行って万国共通のファストフードを目指しますよ!

 今から向かうのは観前街という蘇州一の繁華街。タクシーを捕まえてもええんやけど、かなり近いところだったのでバスに乗ることにしました。バスが恐ろしいのは、アナウンスがまったく聞き取れないので、乗る前に降りる停留所情報をきちんと頭に入れておかないとピンチ!

 ここで中国のバス情報。中国では停留所にそれぞれのバスの停留所情報が書かれてるので、まずは目的地にいくバスを選びます。言語が分からなくても、その表記と地図上の停留所情報(中国の地図は、基本的に地図上にすべてのバス停の名前が書いてある!)をもとに、何個先のバス停で降りればよいのかを把握すれば、中国語が分からなくてもバスに乗れるのです!
 ちなみに値段は、基本的にはどんな区間を乗っても空調設備がないバスは1元、空調ついてると2元。次くるバスがどっちのバスかは運次第。

 そんなこんなで、難なく観前街に到着。おお、ものすごい若者がたくさんいる繁華街ですね!
 世界的に有名なメーカーの店とか、大きな百貨店とか、都会感丸だしです。ほかにもケンタッキーやマクドナルドもあります。

 ということで、今日はマクドナルド。どれが美味しいのかもわからんし、注文の仕方がわからないので、適当にセットメニューを注文。それにしても指差すだけで買えるマクドナルドは最強です。勝手にコーラにされちゃいましたけど。午後の行動計画を立てながらかぶりつき。

 さあさあ、まだ午後になったところ、まだまだ続く蘇州一人旅なのです。

ひとり弾丸トラベラー(その3)

 さて、留園→蘇州博物館ときて、次は拙政園獅子林です。

 とりあえず感想をいうと、とりあえず蘇州に来たら拙政園に行け!っていうことです。留園に先に行ったけど、そんなものとは比べ物にならない! 広さも、きれいさも。
 ……ただ、ちょっと広すぎて歩きつかれてきた感があるけど。

 <写真いれまーす>

 1時間ぐらい歩き回ったあと、そのまま獅子林という庭園まで歩いていきました。獅子林はちょっとだけ離れたところにあるんですけど、そこまでの道のりが工事中でちょっと不安。案内の看板もないし、持ってる地図もかなり適当な地図やし(汗

 しかし不安になりながらも東西南北だけは間違っていないはず、ということで歩いていったらありました。なんか裏口みたいなところから入っちゃいましたけど。

 獅子林は、前に紹介した太湖石をひたすら集めたという、贅の限りを尽くした庭園です。っていうか目の前から、入り口から太湖石だらけ! というか、積み上げられた石で、巨大迷路が出来上がってるんですけど!(汗
 迷路好きな僕としては、もうハァハァものです。すごいよ、この庭園は。

 <ここにも写真いれまーす>

 ということで、拙政園は是非見るべき庭園、獅子林は巨大迷路、どちらも楽しめる庭園でした。

ひとり弾丸トラベラー(その2)

 午前11時15分。

 タクシーで移動して、蘇州博物館の近くにやってきました。
 ガイドブックによると、このあたりには蘇州博物館、忠王府、拙政園、獅子林といった有名どころが密集しているっぽいですよ。

 「ここから入っていったところにあるよ」みたいなジェスチャーをされながらタクシーを降りて数分歩くと……、ありましたありました蘇州博物館!
 ガイドブックによると、2006年にリニューアルオープンしたばかりらしく、その通りめちゃくちゃ綺麗な建物がありました。おお、蘇州でこのクオリティの建物を始めて見た!

 それも、無料! え、博物館無料で入れるの、ラッキー!

 内部の様子はこんな感じなのですが、例によって例のごとく、文字が読めないので楽しみようがありませんありません!
 とりあえず、綺麗なトイレを拝借して1周しておしまい。

 
 ●博物館近くの通り

 
 ●蘇州博物館

 
 ●内部の瀟洒な様子

 よく分からないんですが、博物館からそのまま忠王府にも行けるようになってました。あれ、入場料ただのまま? でもちゃんと入園料を払って入ってきました。
 ガイドブックにも見どころがあまり書かれてなかったので、どこを見たらよいのか分かりませんが、とりあえず写真をいくつか撮ってきましたよ。

 
 ●忠王府
 
 
 ●説明が中国語だけだから分からん

 忠王府から少し行ったところに、最も綺麗だという拙政園があります。このあたりはほんと見どころ満載だな。ちなみにこの拙政園も世界遺産。街中にこんなに世界遺産があるというのもスゴイ。

 さて、拙政園から先は、次のページで。つづく!

ひとり弾丸トラベラー(その1)

 ということで1日で観光都市・蘇州を一周してやろうという無謀な挑戦の始まりです。始めに言っておきますが、1日分では書ききらないぐらい回ったので、複数に分けます。

 意外と蘇州は観光スポットが多いので、前日からどのような順番で回っていこうかと考えていたんです。朝になっても決まらず。さあどうしよう。
 朝食を食べに行ったら先輩と偶然一緒になったので、声を掛けてみたら、先輩がまだ行っていないという留園というところに一緒に出かけようかということになり、それに乗っかってまずは留園から。

 午前10時。

 タクシーに乗ってホテルから10分ぐらい。中国のタクシーは安い安い! なんか目の前を工事してましたよ。世界遺産なんですけどね。中に入ると庭園が広がっているんですが、30分もすると飽きてきます。うわあ、庭園の楽しみ方を知らない人間じゃあダメだ!

 
 ●留園

 こういうときは、ツアーのガイドさんの説明を聞けば少し分かるかもしれない! と思ってツアー客を探したんだけど、ほとんどが中国人ツアー。それじゃあダメじゃん!
 たまに欧米の人もいるのでそっちの英語を聞いたほうがまだまし。なんか、有名な石(太湖石)があって、その石の大きさ(高さ)が中国一らしい、ことを言ってますよ。あ、地球の歩き方にも書いてあった。

 
 ●太湖石ってこのボコボコの石ですよ

 
 ●中国一の太湖石

 とか思ってたら、最後の最後に日本人ツアーを見つけた! なんか足元のタイルに描かれているコウモリの話をしていた。(中国では、コウモリ(蝙蝠)の「蝠」の字が「福」に通ずることから、幸福を招く縁起物とされる、らしいです。wikiより。)
 そういう細かいことって、やっぱりガイド本だけでは分からないよなあ。まあしょうがない。

 
 ●コウモリ?

 あとは、蘇州の歴史話を節にのせて歌う蘇州評弾というものがあるらしく、それをやってました。写真でどうぞ。

 
 ●蘇州評弾の説明

 
 ●男性と女性が音楽にのせて何かを歌ってます

 しかし、もはやみるところもなくなったし、今日はたくさん回らなければ、ということで1時間ぐらいぶらぶらしたところで退園。「ジカンニ、カギリガアリマス」

 ホテルに帰るといった先輩とはお別れして、僕はそのまま市内のほうへ。

 つづく!

休日出勤

 土曜日も変わらず出社。とりあえず、週休1日が当たり前みたいです、こちらは。

 日本にいる先輩から「もしかすると来週には帰って来い、ってなるかもしれないから明日は楽しんでおいで」なんてことを言われたので、明日は頑張って観光するぞー!

ホテル

 そういえばホテルの写真がまだでした。

 今回泊まったホテルは、1つのビルの中に部屋がいくつもあるといったよくあるタイプのホテルではなく、敷地内にいくつか建っている建物のなかに、部屋がいくつかある、というようなもの。○号棟の×室、みたいな状態です。
 なんか、リゾートのようなものをイメージした感じのホテルみたいです。立地はリゾートでもなんでもないですが。

 本当は普通のホテルになるはずやったんやけど、インフルの影響があって、できるだけ人と接触が少ないように、という余計な気配りのために、こんな変なホテルになってしまいました。
 行く前は「うわー、インフルのせいでランクが下がったー! 無茶苦茶なホテルやったらどうしよーう!」とか思ってたんやけど、意外とよいホテルだったので一安心してます。
 むしろ、朝なんかは敷地内にタクシーが待機してくれていたりするぐらいで、便利なものです。

 しかし、他の部屋に泊まっている人の話では、かなり微妙な部屋もあるらしい。池の近くだと虫がやたらいたり、とか、雨漏りしてるとか。どうやら、部屋によって優劣あるみたいです。中国らしい。。
 よかった、いい部屋で。

 
 ●ホテル外装

 
 ●部屋は広め。

 
 ●水周りは大事です

 
 ●まあまあ綺麗

商業街

 蘇州新区には、商業街という日本人街があります。ここに日本食のお店やら、カラオケ的なお店がたくさんあります。おととい初めて食べに行った店も、昨日連れて行かれたカラオケも、ここにあるのです。
 ここのご飯の話。

 
 ●商業街

 とあるお店では、ご飯+味噌汁+おかず2品+ビールという、めっちゃ普通な定食を食べさせてくれます。おかずのメニューは豊富にあって、野菜炒めのような普通のものから、ステーキ、麻婆豆腐などありとあらゆるものが揃ってます。
 値段は日本で食べるのと同じぐらいで、現地にしたらぼったくりやけど、日本人からしたら別に問題ない値段で、問題なく日本と同じような味の料理が食べられるしで満足です。はっきりいって、食に関してだけいえば、全然日本が恋しくならない!
 ……日本にいるより、まともなものを食べている気がする。

 なぜか茶碗蒸しをサービスで出してくるんだよね。日本で食べる年間の茶碗蒸し量を1週間で越えた!(汗

 こっちでの仕事にも慣れてきて、するべき課題が山積みであることに気付く。そして、徐々に工場の仕事のやり方になじんできた。時間の進み方がコレまでと違うぞ。
 ところで、今日は水曜日でこちらもノー残業デー……という名の「早く帰りましょうデー」。結局ノー残業ではないんだな(汗

 で、出張メンバーが増えてきたこともあって、現地の人が歓迎会のような感じでご飯に誘ってくれました。半ば強制的に全員参加でしたが。行ったのは(見た感じ)なかなかの高級店。回るテーブルがありましたよ!
 昨日の時点では食べないように気をつけていた生野菜も観念して食べる。っていうか多分大丈夫さ。と思ったら魚介類出てくるし。うひゃあ、大丈夫かなあ?

 
 ●食べつくされた料理たち

 締めの料理として、“神様が壁を飛び越えてでも食べたがる”といわれる壷料理が出てきました。佛跳牆というらしい。
 どろどろに煮込まれたスープの中に、フカヒレやアワビやイモムシがはいっているそうです。ええ、虫かよ!

 
 ●佛跳牆

 そのあとは、昨日行った日本人街で初カラオケ。うわ、疲れた。

出発!

 朝6時には家を出発。夜中まで準備をしていたこともあって、相当眠たい!
 駅についた時点で腕時計を忘れたことに気付く。まあいっか。

 8時半ごろに空港に着いて、まずはチェックインして荷物を預ける。あとは出発まで自由行動。今回は格安航空券じゃないので、なんとラウンジを使うことができるのです。すばらしい! 早速ゴー!
 BAGLE&BAGLEのベーグルに、SOUP STOCK TOKYOのスープが置いてあります。かなりおいしいです。他にもうどんとかビールとか、いろいろあって非常に満足。ネットも使えたので最後にmixiも更新してみました。

<入れたいなあ>
●写真

 いよいよ飛行機。プレミアムエコノミーに乗るのも初体験で、エコノミーに比べると広くてゆっくりできるので、相当よいです。もうエコノミーには戻れない。

 上海浦東空港からは高速を飛ばして車で3時間弱。ホテルに到着したら荷物をとりあえず置いて、さっそく出社です。時差のせいで1日が25時間になるし、朝もろくに寝てないから無茶苦茶しんどいはずなんやけど、緊張やら興奮やらで全然疲れないですよ!(汗
 結局、日本と変わらず現地時間の22時ぐらいまで残業をして、そのあとさらにご飯を食べに行くという噂に聞いていたとおりのスケジュール。ホテルやら日本人街の話はまたいずれ。

いよいよ

 ついに明日から出張です。今日は残業も短めに切り上げて、家に帰って準備開始です。
 大きなスーツケースも買ったし、持っていくものも大体買い込んだし、あとは荷物を詰め込むだけ、と思いきや、これが結構大変。「お菓子お菓子!」とか「カップラーメンも!」とか、「暑いか寒いかわからないからついでにこの服もいれちゃえ!」とかやってたら、あっという間にスーツケースが一杯になってしまいました。

 極めつけは「あれ、ジーパンで出社してええんかな?」ということを明け方に気付いて、慌ててジーパン以外のパンツを入れたら、もうパンパン。スーツケースが全然閉まらない状態になってしまった!
 ほとんど寝ないまま出発。大丈夫かなあ?