「サマーウォーズ」

ふと思いついて映画を見に行ってきました。わざわざ1時間ぐらいかけて町に出るというのもどうなんだ?

今日見てきたのは「サマーウォーズ」
もうサマーじゃないですが、ものすごく見たかったので見に行っちゃいました。

評判どおりで、期待したレベルだったので満足。
でも期待以上ってほどでもなかったかな。期待が相当高かったっていうのもあるけど。

数学が得意な高校生健二が、夏希先輩の実家にいったときに巻き込まれる、仮想世界の事件。
その事件を解決するのは……?
小さいけれど、大きな世界観を感じさせる面白い映画でした。
アニメ映画ですが、完成度は相当なもの。是非見てみてください。

「ジョーカー・ゲーム」/柳広司

日本に、もし、スパイ組織があったら。という話。

読む前はもっと読みにくい話かと思ったし、読み始めた瞬間「歴史物?」と思ったりもしたんだけど、すぐにそんな不安は杞憂に終わります。
絶妙なトリックがあったり、虚を突くようなストーリー展開とでもいうのか、かなり驚かされる小説でした。
基本的に短編ですが、かなりの読み応えを感じました。

鎌倉その2

 さて続き。

 小町通をぶらぶら。鎌倉帆布巾のお店でおしゃれなカバンを見たり、ちょっと美味しそうなお菓子をつまんでみたり。

 そのあとは江ノ電に乗って大仏に会いにいきました。前にも来たことがあったんですが、大仏の中に入るのは初めてでした。大仏の中って、半分ぐらい空洞になってたんですね。

 鳩サブレを買ったところで、今日の予定は終了。家まで帰るのも遠いんで、早めに帰宅。

鎌倉その1

 今日から7連休。ということで初日は鎌倉に行ってきました。

 鎌倉は実は3回目。去年こないだと、なんだか鎌倉には頻繁に行ってる感じです。

 まずは鶴岡八幡宮。いつもの鳥居ではなく、今回初めて大銀杏のほうをチェックしました。 一緒に行った人に教えてもらったんやけど、実は大銀杏が有名なんやってね。知らんかった!
 これまでこの銀杏なんかまったく気にせず素通りしてましたよ(汗

 
 ■石階段と大銀杏

 
 ■大銀杏、の看板

 そのあとは、頼朝の墓へ。こっちもあるのは知っていたのですが、行くのは初めて。でも、ものすごく寂しい感じのところに、ぽつんとありました。あんなに有名人なのに!

 
 ■お墓

 実は順番が逆だったのですが、お昼ごはんはキャラウェイというお店のカレーライス。地元の有名店らしくて、沢山の人が並んでいました。

 
 ■カレーライス

 大仏編は明日の日記で。

<キャラウェイ>
神奈川県鎌倉市小町2-12-20
0467-25-0927
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000589/

「海の底」/有川浩

 有川前期3部作の1つ。海に現れた生物と、潜水艦に閉じ込められた子供たちの話。
 怪物が現れる展開などは空の中と同じなのですが、子供たちの描写が上手。問題を抱える子供がいたり、小さなことを大問題にしてしまうワルガキがいたりと、お決まりの展開。あとはラブストーリーも絶妙。
 悪く言えば毎回同じような展開なのですが、そこが有川作品のよいところ。絶対に期待を裏切らない、安心して読める!
 文庫にしてもかなりの分厚さですが、さくさく読める作品です。

「厭世フレーバー」/三羽省吾

 一家の主が失踪し、残された家族5人。
 それぞれが他人のせいにしたり、世の中に文句を言ったりしつつ、1人で生きていこうとしていたりするんだけど、第3章というか、3人目ぐらいの話が始まったあたりから、話が収束していく。

 つまり、一見ばらばらな家族だけれども、そのばらばらの中に共通項があり未来を見出すことができるような不思議な作品。絶妙な作品だと思いました。

ジャズ

 4月に続き、友人とミッシェル・カミロの演奏を聴きに東京ミッドタウンまでいってきました。

 12時集合とかいってたくせに、友人がみんな遅れてくるという有様。社会人なんだから頼むよ!
 とりあえず集合して、ご飯を食べて、ミッドタウンをうろちょろ見学。ウインドウショッピングというのもおこがましい感じです。だって高すぎるし(汗

 演奏はすごいんだけど、僕にはあんまり分からないので素通りというか素聞き。帰りはそそくさと帰宅。あしたからまた仕事頑張らなくちゃー。

「虎と月」/柳広司

 誰もが高校で学ぶであろう、中島敦の「山月記」という作品をモチーフにした作品。 あとがきには、作者が山月記が好きで好きでたまらなくて、想像力というか妄想を広げていった結果このような作品が出来上がったとある。
 ストーリーとしては虎になった李徴の子供が、何故父親は虎になったのかということを確かめに旅に出る、という話だが、もう少し漢文の知識がある人が読んだ方が面白いに決まっている。実際話のオチも漢文の知識でできているという完成度。

「風の中のマリア」/百田尚樹

 「BOX」の作者が送る新作。前作「BOX」がものすごくよかったので、今回もタイトルで気に入って読みました。

 まず、1ページ目に書いてある説明文にびっくり。「オオスズメバチについて」。前回の青春活劇から急変して、今度はスズメバチ?

 しかしまあ、読み始めるとあっという間にその世界観に飲み込まれてしまいます。

 1つ目は自然界の厳しさと自然の美しさ。喰う喰われるの世界で生きている主人公にとって、獲物を得ることは生きることに等しい。どんな残酷な状況でも、ただ生きるために、妹を育てるために獲物を取るという描写は、とても印象深い。同時に、美しい自然を思わせる描写も所々にあり、これがちょうどよい。

 2つ目は、オオスズメバチの特徴ある一生について。他の虫に「メスなのに子孫を残さないなんておかしい」といわれて、困惑してしまう場面がある。オオスズメバチ特有のさまざまな性質について、うまく擬人化した感情を加えながら物語に織り交ぜていく様子は、とても上手に描かれていて、勉強になる。

 雄大な自然のなかの物語でありながら、自然科学的に蜂の生態についての興味まで引き起こされてしまう、よい小説でした。