解析概論

高木さんの解析概論の新版が出てた!それも3ヵ月も前に!
解析概論といえば、大学で数学を学んだ人ならだれもが知っている、
とは言わないけどちょっとマニアックな人なら誰もが知っている名著中の名著。

僕も全部理解できているわけではないが、なぜか家にあるというブツ。
しかし、内容が変わっているということはないだろうし、なぜ新版が出たのかよく知らないけど。

高校生クイズ

毎年この時期は高校生クイズ。数学の問題はいつも超簡単です。

それにしても、今回の問題は、
「1万角形の対角線の本数は?」
「一口200円のロト6(43個の数字から6つを選ぶ)の全パターンを買うといくらかかる?」
というのは、桁が多ければ難しいと思ってる節があるが、
1問目は中学入試レベル(あるいは中学生レベル)、2つ目も高校入試レベル(あるいは高校生レベル)の、基本問題です。

インパクトが大事なんだろうな。

東工大特別入試

東工大の問題についてちょっとだけ。
今年でもう5年目ぐらいになる東工大の特別入試ですが、
今年の面白い問題は1番、難度が高いけど覚えておきたいのが4番、といった感じ。

1番は単位円に内接するn角形nをどんどん増やして書いていったときの(ただし、基点の頂点は一致させる)、すべてのn角形の共通部分の面積。
6以上を考える必要が無いことに気づくと、あとはcos72°などの値が求められればそれほど難しくはない。
ただ、数値比較と論述が難しい。どこまで書けばいいのやら。

4番は過去に東大でも出題された体積の問題。
こちらはやり方をマスターしておきたいという意味での重要問題。

下手な入試よりも勉強になることと、時間が掛かるけど面白みのある問題が出題されるのがこの東工大入試。
数学好きなら一度はチャレンジしてみてもよいのではないでしょうか。

数学テキストの続き

8月末ぐらいから数学テキストの推敲作業をしていたのですが、ようやく形になったのでさっさと出しちゃいます。
大きく流れが変わった部分もあるし、細かく気付いた範囲の誤字脱字を訂正したりしたものもあり。
あとは、2009年の入試までを確認して、少しバージョンアップさせた、といった感じかな。

ほかにも、図を書き直したというのも時間が掛かった要因です。
次のテキストを作るのは結構大変なので、気を長ーくしてお待ち下さいな。

TeX打ち再開

 朝に緊急地震速報とかに起こされる。誤報やし(汗

 中国とのテレビ会議で遅くなり、21時に帰社。まあこれでも前よりは早い。

 家に帰ってちょっとTeX打ち。最近やる気が復活してきたので、景気付けの意味もこめて増訂補強版を公開してみました。まだあと100ページ分ぐらい校正しなおさないといけないんですけど。9月中旬を目標に、がんばりましょーう!

2009大学入試数学

 予備校サイトのほうにも今年の入試問題が出揃ってきました。

 ちょっとした所感。

 まず東大京大の問題がかなり難しくなってたということ。ゆとり世代とはいえ、東大京大を受けるような人のレベルはそれほど下がっているとは考えられません。
 が、それにしても難しい。ここ5年ぐらいを見てると、簡単な問題が出題している時代があったこともあって、今年あたりは最高潮に難しい。来年あたり少し易化するかもね。

 あと、今回絶対書いておきたかったのが東工大。東工大らしい問題が1問もなく(最後の4番ぐらいがそれなりに難しい空間図形の問題)、必ず解けてしまうのではないかと思ってしまうレベルの問題が並ぶ。
 しかし、差がつかないという意味では入試としてはよくないのだが、練習問題としてはとてもよい問題でした。

 特に1番は超頻出。予備校や参考書で間違いなく学ぶ技術を使う場面がいくつもあって、それらを使うとものすごく早く解けるんですよね。10分とか。
 この知識を知っているかどうかって、どれぐらい学習が進んでいるか、自分のレベルを確認できる問題として使えるわけです。そういう意味で良問。自分が塾の先生なら、必ず生徒に解かせてみたい問題のひとつです。

敗北

 夜帰宅してから、入試にチャレンジ。

 毎年、予備校が解答を出す前に1問だけでも、と意地で解答をアップしてたんだけど、今年はなんかどれも難しくて手が出ませんでした。衰えたなあ。

 もう少し時間をかけて、今年の入試をチェックしてみたいと思います。あとピックアップも少しずつ。

数学

 最近思ってるんだけど、数学のHPやってるのに全部高校レベルで止まってるのはどうなのか。
 そりゃあ大学の数学は理工系学部で学習する基礎レベルしかやっていないから、という言い訳はあるんだけど、それでは自分は納得できないんだよなあ。
 しかし、数学科で学ぶ科目は、僕が学んできた数学と似て非なるものであることも確かで、実際数学科の院試とかみると、解けないわけで。

 とはいっても、冒頭で掲げた疑問については自分自身が一番悩んでいるところで、できたら数学科の大学院の試験が解けるレベルの学力を身につけることと、それを反映してHPのコンテンツの充実を図りたいと思うわけです。これは10年20年かかる壮大な計画ですけど。