センター試験解答速報

今年もこの時期が来ました。しかも中国で迎えるとは。

今年から試験方式が変わったらしいのですが、
そんなことを知らなかった僕は中国時間で17時ぐらい、日本で18時に出かけ先から帰宅。
そしたら河合塾のHPにもう問題がアップされてた!
ということで慌てて答案作成開始。

今年はTeX環境をインストールしていないPCしか持っていなかったため、PDF版の作成はなし。
HTML版のみを作ります。

数学IAは基本問題が並びます。図形の最後の問題が解けなかったんだけど、
それ以外を解いて、解答を書き上げてアップしたのが20時半。

いつも思うけど解答を書くのは本当に時間がかかる。
それでも、今回は図形を描写していないからまだマシです。

さて数学IIBへ移る。
ここで問題発生。第1問[2]が最低な出題。
当然解ける。三角関数の勘所があれば簡単である。だけど、ちゃんと解こうとすると本当に手間のかかる、面倒くさい問題!
もちろん“勘”があまりない受験生には相当難しかったのでは、と思います。
中国語で言うところの「麻?!(訳:めんどうな、やっかいな)」です。

答えを出すのは簡単なんだけど、
これをわかりやすい解説にするのは本当に悩む所で、
とりあえず飛ばして先の問題の解説を仕上げることに。

残りはそれほど変な問題はなく、
数列で見慣れない漸化式が登場(センターの割には難しい)したほかは、
微積もベクトルも基本的な問題でした。

さあ逃げてもいられない三角関数。
とりあえず、それなりの解答にはしたつもりですが、まだまだわかりにくいですね。
この辺は少しずつ改良を加えていこうと思います。

そんなことで日本時間の26時に完了。
中国だと1時間早いから、次の日の仕事に響かなくていいね!
ま、今は仕事もないから本当にいい一日でしたけど(笑
ああ、仕事した感じ!

比の値

ツイッターを見ていて、
「なんでa:b=c:dのときad=bcなのかってちゃんとわかってる?」
という書き込みがあったので思わずリツイート。

なぜこれをリツイートしてしまったかというと、
まったく同じことを、小学校の時に先生に言われて、むぐう、と唸った記憶があるから。
そのときの先生の言いたかったことは、「塾で習ったことをムヤミに使うな」ってことだったように記憶しているけど、
これは僕の数学の根本となる初めての指摘だった。

数学では知識をそのまま使うっていうのはあまり意味がなくて、
ちゃんと理解して公式を使っていかないといけない。
だから、ただ暗記しているだけじゃあ意味が無いんだよね。

ところで、小学生でも比の概念をよくわかっていて、
少しだけ方程式的な概念があれば、

「比が等しいとは比の値が等しいことだから、a:b=c:dということ比の値が等しいからa/b=c/d(=k)で、これはad=bcってことだよ」
と、即答できなかった自分がいて、今でも悔しいなあ。

Twitterより

ツイッターにこんな記事があってメモ。

「なんで数学なんか必要なの? 知らなくても困らないでしょ?」という質問の答えとして、

「お前部活で腹筋するよな、試合に勝つために。
 で、試合で腹筋したことあるか?無いよな。なのに、なんで腹筋するの?
 ま、今お前がやっている数学は部活の腹筋と一緒だと思っとけ。」

という回答は、真理を突いていると思った。

鳩ノ巣原理

今日7階まで昇るエレベータに乗りました。
僕は3階で降りたんですが、その時に
「4〜7階のすべてのボタンが押されており」、かつ「引き続き乗っている乗客は5人」でした。

このとき、かならずどこかの階で2人以上降りることになります。

というのが鳩ノ巣原理。数学の勉強でした。

統計学

図書館で「ゼロから学ぶ統計解析」という本を借りてきたんだけど、
この本、超分かりやすいかも。

こないだも書いたけど、
統計学は、高校までの過程で一番軽視されているが、
社会に出て経済を支えるもっとも広く一般的に使われている学問なので、
やはりしっかり学んでおきたいし、それを分かりやすく伝えられる参考書を作りたいと思うんだよな。

だったら、上記の本でいいじゃないか、ってなっちゃうけど。
そこは、少しマニアックなことも書きたいので。

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イズミの数学

2011年入試が始まりましたね。
「イズミの数学」も厳選した入試問題をピックアップし始めています。

あと、同時並行で統計学の勉強をしてます。
高校ではほとんど学ばないけど、
数学Bや数学Cにはきちんと確率統計の分野があって、
センター数学IIBとかもその一部。

なにより統計は社会人になっても利用する数学だから、
ある程度の基礎を理解しておくのは大事かなと思って。
もちろん、数学テキストとして執筆もしてます。

一定量たまったら公開しますね。

四角い頭を

こないだ電車で見かけた、

日能研の中吊り広告。

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これ、三平方の定理を使えば答えはすぐに出せるんだけど、小学生は三平方の定理を使えない!
となると途端に難しくなります。

なんとかして(半径)×(半径)を作り出さなくちゃいけないんだけど、
電車で問題を眺めている間には答えを思いつくことはできませんでした。

いい問題だと思います。みなさんも是非。

直感的解説

そろそろ、予備校のセンター試験の解説が公開されていますね。
しかし、その解説をを見ると、
2次試験で通用しないような解説があったりする。

その典型例が数学IAの第1問。
絶対値をはずす計算があるんですが、
   | x | < A ⇒ -A < | x | < A
という変形を、
絶対値は距離だから、という説明だけで平気でやっちゃうんだけど、
Aが文字式の場合は、きちんと「Aは正の数だから」という断りを入れないといけない。
少なくとも2次試験では減点です。

しかしまあ、河合塾の解説講義をみていると、
そのことに一瞬も触れないんだよね。代ゼミもそうかな。
東進の解説PDFファイルにはちゃんと書いてあったけど。
やっぱり講義スタイルだと、厳密さよりも直感的な理解を重要視しちゃうのかなあと。

なお、うちのファイルはそれなりに厳密さも兼ね備えていると自負しております。

2011センター数学

さて、今年もやってきたセンター試験。

今日は会社の休みを取って、
「イズミの数学」では、昨日の夜から解答速報をお届けしてました。

今年は午後7時20分ごろに、試験問題が解禁。
はじめは問題を解きながら解答を公開、と思っていたんですが、
解答をTeXで打ち込むのには時間が掛かるので、やっぱり問題を先に解いてました。

2時間ぐらいでIAIIBまで解き終わり。
IAはそこそこ易化、IIBは去年とほぼ同じという印象。

それにしても、自分の計算力、公式の記憶の乏しさに愕然とした。
去年まではそこまでひどくなかったが、今年は頭の回転も相当遅くなったと思う。
今年は少し頭を使っていこう、と心に決める。

そのあとは解答を打ち込み。
時間が掛かるのは図形を打ち込まなければならないIAの第3問。
手書きなら一瞬の絵も、PC上で書こうとすると、やたら面倒くさいのです。
でも、綺麗な仕上げのためにはしょうがない。

結局、数学IAの解答打ちが終わったのが夜中の2時ぐらい。
数学IIBはグラフを打ち込むのを割愛したおかげで、4時半ぐらいには終わりました。

お疲れさまー。

写真は夜食として食べたシュークリーム。
おいしかった。

センター試験直前

今週末はセンター試験です。

今年も「イズミの数学」では、
センター数学の日本一早い解説付き解答速報をする予定です。

しかし! 今週末は忙しい。

まず、週末の土曜日がなぜか会社の出社日指定になっている。
そのため、土曜日にサイトの準備、ということができない。
また、月曜朝までに及ぶ作業のため、月曜日に仕事の休みを取らないと成り立たないんだが、
今のところ、休みが取れない可能性が高い。

そういえば、去年も休みは取れなくて水曜日ぐらいまで掛かったんだよなー。
こうなると看板に偽りあり、「日本一早い」にならなくなってしまうんだよね…

予備校だと、東進がいい仕事するんだわ。月曜夜ぐらいに解説がアップされてしまう。
ということで、今週はスキを見て上司に休みの申請をするというのがミッションです(汗