関ジャム

今日の関ジャムは、ヒット曲の裏に隠された秘密を、音楽プロデューサーが紹介するという企画で、
6月ぐらいにもこれの第1弾があって、とてもいい内容だったんだけど、今日の第2弾もとてもよかった!

まず、王道のメジャーコードであるハ長調と王道のマイナーコードであるイ単調を組み合わせて、
しかもドレミファソという小学生でも知っている音、
ありがとうという日本人が一番なじみのある歌詞を合体させて作られている、
いきものがかりの「ありがとう」のすごさの紹介。この紹介には度肝を抜かれた。

ジュニアさんが言っていたとおり、いきものがかりってJ-POPの王道をいくアーティストだと思い込んでいたけれど、
王道で1位になるためにはやはり緻密な計算がなされている、ということを紹介されていて、
すごいなあ、とただただ感心。

あと、蔦谷さんが、これがビートルズのHello,Say Goodbyeと関連付けて紹介していたのも印象深かった。
この曲、おそらく多少音楽が好きな人なら、後ろで何度も流れてくる「ドレミファソラシド~」というメロディラインが気になっていたはず。
だって、世の中にこんなにたくさんの曲があるのに、曲の中にドレミファソラシド~と直球ど真ん中のメロディラインが織り交ぜられていることはほとんどない。
それを、ビートルズという世界的なアーティストがやっているといったら、これはもう仕組んでやったとしか思えない。
それと同じ現象がいきものがかりの「ありがとう」でも行われている、という解説だったんだけれど、
これには脱帽でした。なるほど、説明も分かりやすい!

そのほかにもいろいろテクニックがありました。
前回も紹介されていたけど1音ずらしの不協和音テクは、僕も曲作るときにはよくやってたなあ、なんて思いながら、楽しんで見ることができました。