「医学のたまご」/海堂尊

ズルでなぜか能力テストで1位を取ってしまった中学生が、医学部の学生と研究活動をする羽目に。
大人の都合でいろいろなトラブルに巻き込まれて、という展開になっていくのだけど、
結局は「科学の前に大人も子供も関係ない」とかかれていたあたりは真理なんじゃないかなあと思います。

あと、あとがきにもあった「何のために研究をするのか、学問に取り組んでいくのか」ということについて考えることも重要。
そういうことを読み取れるのであれば中学生や高校生にも読んで欲しいとは思うけど、
この話でそれを読み取るのは難しいよねえ。
お話としては読みやすくて海堂先生の作品にしてはライトな作品でした。

化粧水

OXYのCMで、佐々木希が「化粧水を使わないとモテないぞ?」みたいなことをいってますね。

僕なんかそれはもうカサカサすぎて、化粧水なかったら生きていけない状態ですけど。
それでもモテません。どうしたらいいのか。

何の話?

残業

ノー残業デーだったんですが、やむを得ず残業。
その代わりに明日の午前休をゲット。やった、夜更かしできる!

もう、ここ1ヶ月ぐらい精神的に病んでるんですが、
そこに重なるように忙しさがピークで、窶れ気味です。

「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」/伊藤春香

本屋で見つけて、企画魂を感じたので読みたいと思った本。
企画するって、楽しいよね!

企画を立てましたよ!という前編と、旅でこんなこと感じました!という後編からなっていた。
通じてブログや日記を、もうすこし万人受けするように清書したような文体で読みやすいです。

じゃあ、この本で彼女は何を伝えたかったのかというと微妙。
私ってこんな人間です、という紹介・宣伝なのであればまあこの本でもいいんだろうけど、
結局私が歩んだ世界一周旅行に関する自叙伝の域を出なくて、やっぱり文中にあった「内輪ノリが楽しめない」状態だった。

じゃあ、この旅で彼女は何を得たのかというと、本文中にあった「オープンになる」だと思うのだが、そこについて詳しく書かれていたわけでもなくて。
まあ、ノンフィクションだからしょうがないか。

あと同時に、企画を立てましたよ、といっても0からの人間はなかなかそういうことができないということがよく分かった。
多分この人は恵まれているということかな。

衝動買い

こないだ消しゴムが欲しいと思って文具売り場に行ったら、
ついついボールペンの試し書きにはまってしまい、
その中からものすごく書き心地がいいボールペンを見つけてしまった。

ぺんてる BK130という普通の100円ボールペンなんですが、
とにかくインクの出がよくて、負荷も小さい。ということで衝動買いしてしまった。
多分、いままでで一番安い衝動買いな気がする(汗

ちょっとインクが出すぎて、たくさん書くと汚くなっちゃうのがたまに瑕だけど、
僕の場合はメモ書き専用なので、
瞬時に、力強く、しっかりとかけて、なおかつ疲れない心地よさがあれば最強なのです。これで勉強がはかどる予定。

ジャスコ

そういえば、こないだ熊野に行ってきたわけですが、
熊野や新宮、尾鷲にもジャスコってあるんですよ。
まあそれなりに寂れてはいましたが。

こういうことをいうのは何だけど、ジャスコや西友といった、全国チェーンの大型スーパーが、
こういう田舎のほうまで行き渡ってちゃんと営業されていることは、とてもすごいことだと思う。

都会にあるスーパーと比べれば絶対に利益は出ないだろうし、
むしろ潰したほうがよい、という発想さえでてきそうだ。

不採算ならカット、という発想をするのは百貨店。
都会にのみ存在して、お金を使ってくれる客に対して商売をする。
このような商売の仕方は、ものすごく理に適っている気がするけれど、
すべての企業がそういうスタンスでは、日本は成り立たない。

ジャスコのように、不採算でも、田舎でも、出店して経営を続ける、
このことで助けられている市民は実はとても多いのじゃないかなあと思うわけです。
もはや、公共事業なのではないかというほど。
これって、百貨店が売上を伸ばすより、実は大変なことなんだと思うんです。

どんな田舎でも一定クオリティのものがそろう、という安心感を与え、
逆にいうと国民から親しみというネームバリューを売りにすることができるのだろうが、
それが百貨店ほどの売上高につながるかどうかは未知数。
しかし、百貨店がなくなって困る人は少なくても、
ジャスコがなくなって困る人はたくさんいるのだよなあ、という経済の話。

ローカルトーク2

昨日に引き続き、ローカルトーク。分からない人は無視してください。

近鉄に普通があることを子供のころしらなかった、とかいう贅沢なことを告白された。
そうか、八木以西は最低でも準急なのか!
とかいう話から、東の方の駅の話になった。

上本町・鶴橋から東に向かう電車で一番有名なのは、「青山町行き急行」という話で、それは納得。1時間に3本あるしね。
「青山町って、なんか果てのほうにある町の名前のイメージです」といわれて、
西の人からしてみたらそうなのかもしれん、と思った。

次に遠いイメージがあるのは「宇治山田行き快速」
1時間に1本ぐらいで、青山町より先までいきます。
青山町が最果ての町なら、宇治山田って、名前からしてこの世のギリギリのような感じだよね。

なんか、この2つのイメージは妙に的をついていて面白かった。
ちなみに、東の果ては(南に南下すると)賢島という駅で、もはや急行と特急しか走っていないんだよ、と教えてみた。
上のイメージからすると、もはや賢島は、この世を超えた海の向こうの島のような気がしてならない。これも名前だけですが。

なんか、いままで感じたことのない感覚だったけど、妙に共感してしまった。西の人って、おんなじイメージ持ってます?