「塩の街」/有川浩 投稿日時: 2010年2月23日 投稿者: イズミ 返信 処女作である有川先生の作品。 もともとは電撃文庫の作品とのことですが、ファンタジックな部分と現実実を帯びた部分があったりして、 その辺の絶妙なバランスは有川先生ならでは。 確かに本編だけでも成立しているんだけど、 単行本化されたときに加筆された後日譚とあわせることで、より完成度が高くなったように感じるから不思議。 有川さんの話は、物語られることによって読者の頭の中にどんどんキャラクターや風景が根付いていって、 共感を呼ぶようになってるのかもしれないなあ。