サントリーホール

 バレンタインだというのに、独りでコンサートを聞きに六本木のほうへ行ってました。サントリーホールですよ、サントリーホール!。ちなみにコンサートはピアノオンリーのもので、知ってる曲も多くてよかったです。
 やっぱりプロの演奏は違う! ミスするしないのレベルじゃなくて、表現豊かに演奏するかどうか、というところが。

 当たり前のことを書きますよ?
 ラヴェルの「水の戯れ」をCDで聞いてると、「おお、綺麗な曲だな」と思ってしまうんだけど、(もちろんこれまでもコンサートでは聞いているんだけど、)改めて聞いたら、「この曲をこんだけ感情豊かに弾くのはめっちゃ難しいやん!」ということに気付かされた。
 曲自体が難しい上に、繊細。僕には到底無理だ…と思ったので今後練習したい課題曲に入れたいと思います。無理なことこそやってみたくなるものです。

 夕方にかけて新宿に繰り出す。っていうか今日の気温なにこれ(汗

 
 ●新宿にて

「タチコギ」/三羽省吾

 古い田舎村の様子を、子供たちと大人の視点から交互に描いた作品。
 子供の頃はやんちゃでいいし、小さいコミュニティの中で、子供が抱えるには大変な問題を抱えたりする。それは昔も今も同じ。
 “今”を生きる子供は、問題を抱えたらはけ口がなくて困ってしまう。そんなときに、大人が語ってくれる昔も同じように悩んだんだというエピソードに、ちょっと救われたりするのかもしれません。

 というような話。

「美女と竹林」/森見登美彦

 森見先生の(ちょっと前の)新作。どんな小説かと思って読んでみたら、長編エッセイでした。いや、エッセイではない。森見先生お得意の妄想をふんだんに取り入れたエッセイとなっている。普段書かれている小説の妄想度合いはひどすぎてちょっと、という人にも、これぐらいの妄想ならお勧めできる。

 竹が大好きだという著者が、いかに竹を愛しているかが伝わってくる作品。というありきたりのような馬鹿にしているようなコメントしかできなくてごめんなさい。でも、ちょっとだけ竹が好きになりました(笑

更新できぬ。。

 昨日からFTPが使えない状態が続いていて、せっかくの休みにHPの更新をしようと思ったのに出来ませんでした。
 
 今やっているセンターの問題やら解答をhtmlに打ち込むのは非常に面倒くさい作業です。数学の場合は、数式がでてくるために、単純には打ち込めない。画像と文字との共存がネックになります。いっそのこと全部画像にしてしまいたいが、そうすると検索でヒットさせにくくなるし、まあいろいろ問題ありです。うまいやり方教えて欲しいですが。

高速化

 win2000メモリ256に512足してもらいました。うひょー、快適!

 これまでは朝の起動に10分ぐらい要するポンコツだったんですが、メモリを足しただけでものすごく快適になりました。これで朝からイライラしなくてすみます。
 あとは悪名高いマカフィーの処理が軽くなることを祈るばかりです。

マンガ

 そういえば、こないだついマンガを買ってしまった。全6巻のうちの2巻まで。
 やっぱりマンガって面白いね。無ければ無いで問題なかったんだけど、読み始めるとやっぱり面白くてしょうがない。

 ……買ったのは少女マンガだったけどね。

おでかけ

 横浜とかもうちょっと南のほうをうろちょろしてました。家探しで。
 ……といっても自分が引っ越すわけではなく、両親が引っ越す予定らしくてそのお供です。

 初、ではないのですが2年ぶりぐらいの京急。快速特急車両ってすごいね、JRの在来電車みたいじゃなくて、普通に2人掛けシートが窓側左右に並ぶタイプのやつ。こんな電車を普通電車として走らせてるのは、京急ぐらいじゃないの?

 金沢文庫の物件を見るというので、遠路はるばるいったんですが、別にそこは決めようとしている物件ではないらしくて。なんでそんなとこ見に行かなあかんねん!(汗
 と思いつつ、あとは横浜界隈とかを見てました。でもこの辺は家賃が高い。

 久々に両親とも会ったし、まあ悪くない休日でした。

「L-Change the world」

 こないだテレビでやっていた「L」を見ました。もはや原作とはまったく関係なくて、単純に松山ケンイチの人気があるからという理由で作られたような映画でした。まあこれといって面白いわけでもなく、まあでも出来が悪いわけでもなく、といった感じ。
 映画館で見てたら、ちょっともったいなかったと思ってしまうだろうけど。デスノート的良さは全然ないんで(汗

「完全恋愛」/牧薩次

 「このミス」上位作だったので、読んでみました。ものすごいボリュームで、さらに冒頭から昭和、戦後という時代設定だったので、読むのが大変かなと思っていたのですが、少し読み進めるうちにのめりこむ感じはさすがでした。

 すでにレビューなどがたくさん紹介されていて、その触れ込みが「誰にも気付かれない犯罪が完全犯罪ならば、誰にも気付かれない完全恋愛なるものは存在するのか、それはどんなものなのか」といったものだったので、それを頭に入れて読んでしまうと、冒頭数十ページで大きな意味で物語の本質のネタばれはしてしまう。しかしそのことをこれだけたくさんのページをかけて完全恋愛の物語をつむぐというのはすごいことだと思います。

 ミステリ要素もいくらかあって、僕の場合最後まで気付かなかった点も多くありました。ただ、最後の最後でその謎を解明する部分が、ちょっと説明くさいというか押し付けがましいというか、なぜか「読者に向けて説明している」ようになってしまったのは残念。あくまで物語の中の世界で自然に完結して欲しかった。

「夢をかなえるゾウ」/水野敬也

 流行っているのでミーハーな気持ち丸出しで読んでみた。そしたらやっぱり面白かった。

 成功したい、自分の夢をかなえたい、そう思ったら何をするべきか。それは簡単ではないのですが、自己啓発という名のもとにその手の本を読んだりする人は多いと思います。ビジネス書の半分(言い過ぎ)は自己啓発書で、「俺はこうやったらうまくいった」のように、半分自己満足のようにかかれている小難しい本が多いのです。「それはあんたの性格に合ったやり方だっただけでしょ!」といいたくなる。

 で、この本は、そんなビジネスパーソン向け自己啓発書なんかよりももっと基本的な、とっても当たり前のようなことが、面白いストーリーとともに書いてある。誰もが共感できるし、「あ、これは自分にない考えだ」というものが見つかればラッキー。

 僕の考えでは、ここにある考えは基本的にどれも正しいと思います。ここに書いてあることをすれば必ず成功するとは限らないが、ここに書いてあることをしないような人は、やはり夢が実現する確率は低くなるんだろうなあと、思わされました。一度読んでみて損はしない啓蒙書。