「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」

 大学時代の友人と映画を見に行った。もともとは見る予定はなかったんだけど、ちょっと前にチャットで話しているときに、行こうか、ファーストデーだし。みたいなノリで見に行くことになった。その友人とは2年半ぶりぐらい、懐かしいこともあって楽しみだ。

 エヴァといえば10年以上前、中学生のときに見てチンプンカンプンだった思い出しかない作品だけど、今回リメイクされるということでちょっと楽しみだった。本当ならもう一度オリジナルのテレビシリーズを見直してみたかった。10年経って大人になったし、少しは中身が理解できるかなぁ、なんて思ってみたわけだ。

 で、実際の映画はかなりのスピードでストーリーが展開していた。そりゃあテレビ6話分を1本の映画に押し込めるんだから、だいぶはやいわけだ。
 当時よりシンジの気持ちにシンクロできたかな。いや、当時のほうがシンジのことを分かっていたのかもしれないな。タイトルどおり「序」ってことで、これからが重要だとは思うけど。

 ところどころに懐かしいシーンがあった。確かにそんなシーンがあったなぁと。極めつけは最後の最後。宇多田ヒカルのエンディングとともにスタッフロールが流れた後のアレには本当に感動した。懐かしさを覚えると共に、そのニクい演出に、劇場全体がおー!となった。そして拍手。
 映画館で拍手が起こるなんていう経験は初めてかも。

 見たあとに余計にテレビシリーズを見返したくなった。どんな話だったっけ(汗

 ちなみに見終わったあとに友人と飲みに行って4時間ぐらいしゃべってた。うわー、めっちゃ楽しかったわ~。

「オーシャンズ13」

 まぁ時間つぶしみたいな感じで見たんですけど。それぐらいの面白さでした。まぁ誰かのファンなら楽しめるかと思います(笑

 ――ってか3作目じゃんか! 1作目から順に面白くなくなる法則があるから、やっぱり1作目を見ないとだめだ~。

 ただスケールのでかさにただただ呆然なわけで。スカッとすることはできるけど、若干規模が大きすぎて想像できないっていう罠(汗

「アヒルと鴨のコインロッカー」

 映画を見てきたので感想。伊坂幸太郎の作品の映画化(読書メモ)です。
 本よりはストーリーが分かりやすくなっていた。あと変更点もあったように思う。けど、結局はそういうことだ。読書メモのときに「映画でどうやって表現するんだろう」と思ったけど、まぁ頑張ったほう、という感じ。
 やっぱり本にしかできないトリックっていうのもあって、映画を先に見た人にも、やっぱり本を読んでもらいたい。新鮮味はなくなるかもしれないけど、本だからこその良さがでてると思います。

 期待のわりに、となるかもしれないけどそこは贔屓の伊坂作品なので良し(笑

※ごめんなさい。7月7日に見ているんだけれども、なぜかこの日の記事に。6月18日ってまだ公開前なのに。笑。

「ホリデイ」

 先日、映画「ホリデイ」を見てきた。今日も当然1人で(汗

 ド純愛でもなく、笑いながら楽しみながら、最後はホッとできる映画。
 映画を見るときに、感動したいとかハラハラしたいっていう、目的を持ってみる場合があるけどそうではなくて、じゃあ時間つぶしのために見るような映画でもなくて。のほほんと贅沢な時間を過ごさせてくれるような映画だったとでもいえばいいのかな。

 Cameron DiazもKate Winsletも可愛かったよ、うん。っていうか自然な感じがあって、よかったんじゃないかなぁ。
 ただ、一押しはJack Black。あいつは本当にもう情けないけどいい奴だ。うん、一番共感したよ、たぶんそんな感想を持ったのは僕だけだろうけど!

「アンフェア THE MOVIE」

 アンフェアの映画を見てきた。とりあえず完結編。

 これまでのドラマが面白かったせいか、それほど意外性はなかった。期待しすぎたのが悪かったのかもしれないんだけどね。
 それでも、今回の事件も、誰が黒幕なのかというのが分からない状況ということで、ドキドキさせられた。

 ただ、トータルに考えてやっぱりストーリーが軽めだったり、24のようなスリルがないという印象をうけるのもしょうがないか。

 ドラマとしては異色の、映画になると普通な感じでした。篠原涼子だから許す。

「武士の一分」

 「武士の一分」を見てきました。

 ストーリーは単純だし、勧善懲悪で直球勝負といった感じ。私情で人を斬ってるじゃん!とも思ったりするけど、全体的にとてもいい映画だった。
 まず、とにかく演技のレベルが高い。当時の人々、武士の生き様がよく表されていたように思う。
 特に木村拓哉演じる三村新之丞の感情溢れる演技に圧倒された。盲目になって、人に情けを掛けられる立場を受け入れられない自分、それでもなお恨みを晴らすために人を斬る道を選ぶ。暗くて私欲の世界ではあるが、木村の演技力がそれを魅力的なものにする。

 決して派手な映画ではなかったけど、いい映画でした。

「NANA2」

 ──ねぇ、覚えてる? 「NANA(無印)」を独りレイトショーで見たときのことを……?

 ナナ風のモノローグで始めてみました。誰も気付かなそうだ(汗
 今日公開の「NANA2」をさっそく見てきました。チケット通りの席に着いたら前回同様、パリティの呪いにかかってしまいました。前回独りでレイトショーで見てたんですけど、そのときと全く同様の現象が!

 時間ギリギリぐらいにチケットを購入しても、結構いい席に座れるんです。流行の「おひとりさま」だから。それも、カップルとカップルの狭間にぽつんと(汗
 列の席の数が奇数なせいで、カップルが左右から攻めてきても、中央付近に1つだけ余りができるんですよ! もう偶数に統一したらいいんじゃないの?(汗

 ああ、内容書いてないな。市川由衣になったのはどうだろうと思っていたんだけど、それは別に気にならなかった。内容的には宮崎あおいが嫌がるのも分かる気が(汗
 今作はかなり暗かった。お互いのすれ違いが切ない。二人がもうちょっとうまくやればこうならなかったのでは、と原作でも思ったことと同じ事を思った。
 今作で完結させる必要があったので、余計なストーリーは減らしたりしてすっきりしているけど、ちょっとスッキリし過ぎ? とも思ったり。それでも結構ぎっしり詰まっていた感じ。マンガ読んでないと付いていくのがキツイよ。もちろん前作を見ていなければさらにキツイ。
 前作が良かっただけに、それと比べると今作はやっぱり微妙かも。

「デスノート(後編)」

 映画版デスノート後編を見てきました。実家から帰ってきたのが遅くて、パスポートの申請(今更かよ)とかやってたらもう大学行く時間でもなかったので。

 で、映画。後編はかなり盛りだくさんです。いくら漫画の第1部だけだといっても、月が捜査本部に潜入してから解決までを2時間ちょっとで完結させるには内容が多すぎます。
 漫画とはかなり違う内容。しかし漫画や小説を映画にしたとき頻繁に見られる改悪ではなく、改善といってもよいかもしれない。ごちゃごちゃしすぎた内容をスリムにブラッシュアップされている。
 結末について書くわけにはいかないけど、この手の作品でハッピーエンドはありえないだろうし、そういうことを考えればこの結末でちょうどよかったぐらいだろう。しかし、最後に××××が××××することで終わるというのは、ちょっと単純すぎた(ルールに則ってない)気がしたので、もっとひねった結末を期待していた僕としては若干満足しきれなかった。万人に通用する、ある程度ひねった結末といえばこれぐらいだろうか。

 そういえばまだ漫画版を最後まで読んでないので、早く読まなければ。

「時をかける少女」

 映画版の「時をかける少女」を見てきた。この夏一押しのアニメ映画だったわけですが、見る機会が無くてこんな時期に(汗

 映画版は小説版とはまったく違う内容。タイムリープの能力を手にした少女の物語、という点だけが共通点。
 ところが、映画版は小説版に比べてより深い物語になっていた。タイムリープの能力を使うことで、さまざまなことに気付いていく。少女の成長の記録でもある。スカッとさわやかになる青春映画とはまた違う、なんともいえない気持ちにさせる映画だった。
 主人公真琴のタイムリープの能力のことを唯一知っている“魔女おばさん”は、原作でタイムリープの能力を手にした本人という設定は、原作を読んだ人だけが最後の方のシーンで分かるようになっていたが、だからこそ真琴に的確な、そして意味深い言葉をかけられたのだろうか。

 タイムリープという能力をフルに活かせるように作られた緻密なストーリーもある意味楽しめたかもしれない。生活のあらゆる場面が未来に繋がっている――そんなことを感じさせる映画だった。

 アニメだからとあなどるなかれ、なかなかよい映画でした。

「フラガール」

 映画「フラガール」を見てきた。今日は映画の日なので1,000円入場です。

 タイトルから漠然と“どたばた劇”を想像してたもんだから、中身を見てかなりびっくりした。うわ、超マヂメ……。
 すごくいい映画だった。とにかく感動した。数回泣いた。
今ではあまり考えられないけど、昔はこんなにつらい場面がきっと今よりずっと沢山あったんだろうと思うと、古き良き――とはとてもいえないかもしれないけど――時代を思い返すきっかけになった。
 当時炭鉱が財産だった町が、リゾート施設への転換をせまられるわけですが、現在も実際にそこに立派に存在するっていうのは、当時の人のパワーを感じる。炭鉱に入って仕事をしていた人が、いきなり全然違う仕事になる、だけどそれをやってのけたわけだから。新しいものへの変化を受け入れるのは大変だけど、それをやったパワー、そのパワーを生み出したフラガール達のすごさに感動させられたんだと思う。
 ストーリーも映像も、それにマッチした音楽もとてもいい。どんなに悲しくても、涙を拭いて。フラダンスのすばらしさが120%伝わるそんな映画だったと思う。

 こんなにいい映画なのにうまく伝えられなくてごめんよぅ、是非映画を見てください。感じ方は人それぞれ違うかもしれないけど、いい映画だから。