「ソラニン」

だいぶ前に友達に薦められていた映画だったので見に行った。
宮崎あおい可愛いしね。

で、映画の感想は、とっても難しかった。
ハッピーエンディングが待ち構えている分かりやすい映画とは違って、
20代、大学生からちょっと毛の生えた社会人になったころの心の葛藤とか、
考え方とか、人生観とか、いろんなものが複合的に入りこんでいて、
それをしっかり見せてくれる映画。

面白かったかと聞かれたら難しいけど、いい映画だったかと聞かれたら、よかったと答えると思う。
次の日がスカッとした気持ちにはならないけど、今の自分をしっかりと生きていこうと思わされました。

「東のエデン(後編)」

後編。

TV版から通して期待させておいただけに、ちょっと残念な終わり方ではあった。
しっくりこないというか、話が変な方向に折れ曲がっていったというか。
今の世の中を支配する“勝ちを決め込んだ大人たち”との戦い、
というのがバックボーンにあったのだと思うが、
「王子様になる」という一言あたりから物語が変な方向に(実は物語の最初の最初で語ってしまったことなのだが)。

何を持って勝者となるのかわからないセレソンレースも、
このゲームで世の中の何が変わったのか、というところも、全部が中途半端。
それは咲が映画版の最後で自らが語っているのではあるが、
結局何か残るものがあったかというと、特に無いまま終わってしまった、という印象です。

「容疑者xの献身」

小説版自体が面白かったので、それを忠実に再現しているなあという感じ。
映画のほうが分かりやすい部分もあるが、一方で小説でしか描けていない部分もたくさんあったような。
小説を読んでいるから補完できる感情や設定が、映画だけだと分かりづらくて、どこで感動したり感心したりすればよいのか分かりづらい。
でも東野圭吾の作品のなかでは名作の部類です。是非原作からどうぞ。

「ゴールデンスランバー」

映画の「ゴールデンスランバー」を見てきました。

公開直後だったので混んでいるかとも思ったけど、
田舎の小さい劇場で、日曜の、レイトショーだったこともあって、ガラガラ。
大丈夫か?(汗

内容はかなり原作に忠実。
まあそれはともかく、伊坂作品らしく、うまく現在と過去を対比させながら進んでいく展開は秀逸。
中村監督が伊坂作品をよく理解しているとしかいえない。

最後の最後は、ああ、うまく戻ってきたなあ、という感じ。
ストーリーは、社会から逃げて逃げて逃げまくるという暗いテーマであるにもかかわらず、
作品自体に花マルのよくできましたをあげたくなりました。

「しゃべれどもしゃべれども」

国分太一が主演の映画。落語家の不器用な生き方を描く。
だいぶ昔に原作を読んでいるんだけど、こないだテレビでやっていたのを録画して見た。
映画も小説版と同じく、ものすごく感動したりするところはないけど、
ほっこりするよい出来だったと思います。

「サマーウォーズ」

ふと思いついて映画を見に行ってきました。わざわざ1時間ぐらいかけて町に出るというのもどうなんだ?

今日見てきたのは「サマーウォーズ」
もうサマーじゃないですが、ものすごく見たかったので見に行っちゃいました。

評判どおりで、期待したレベルだったので満足。
でも期待以上ってほどでもなかったかな。期待が相当高かったっていうのもあるけど。

数学が得意な高校生健二が、夏希先輩の実家にいったときに巻き込まれる、仮想世界の事件。
その事件を解決するのは……?
小さいけれど、大きな世界観を感じさせる面白い映画でした。
アニメ映画ですが、完成度は相当なもの。是非見てみてください。

「エヴァンゲリオン新劇場版:破」

 昨日帰宅ついでに、エヴァを見てきた。前作がTVシリーズをいい感じに再現していたので、ようやく謎解明シリーズが始まったと喜んでいたのに、今回の「破」でムチャクチャにされたような気もします。どうしたものか。

 「ホカホカする」発言とかも、当時の作風からは絶対に想像できないものだったので、これが好意的に受け入れられているのかどうか、というところです。とりあえず次回作まで見ないとなんとも言えません。

 それにしても監督はこの作品を終わらせる気があるのだろうか?

「L-Change the world」

 こないだテレビでやっていた「L」を見ました。もはや原作とはまったく関係なくて、単純に松山ケンイチの人気があるからという理由で作られたような映画でした。まあこれといって面白いわけでもなく、まあでも出来が悪いわけでもなく、といった感じ。
 映画館で見てたら、ちょっともったいなかったと思ってしまうだろうけど。デスノート的良さは全然ないんで(汗

「HERO」

 この前見たHEROの感想みたいなものを。なかなか面白かったですが、これ、韓国に行く必要ないよね(汗
 当時の韓国ブームをちょっとだけ思い出しました。勧告ブームってなんだよ、IME(汗

 でも、その直前にやっていたHEROのドラマ版の再放送はとても面白かった。前にも書いたけど、初めて見たんだけど、面白かったよう。

「崖の上のポニョ」

 ポ~ニョポ~ニョポニョ♪
 ……2ヶ月ぐらい前、まだこの歌すら全然知らなかった僕。しかし映画を見たらメッチャはまりました。本当にいい映画だった。
 ここ最近宮崎映画見てなかったし、最近テレビでハウルを見たけど、それでも別にここまでテンション上がらなかったし。
 だけど。ポニョは違うよ! 本当にいいよ!

 まずポニョのかわいらしさ、ソースケの元気のよさ。これは言うまでもないけど、手書きにこだわったという風景。宮崎映画のあの生き物のような風景が、リアルに伝わってくるすごさ。現実にはあんなことはなくても、あのうねる波や木々や人たちが、世界観を盛り上げてます。

 歌が気に入ったからでも、ポニョのかわいさでも、トトロっぽいという噂でも、何がきっかけでもいいから、とりあえず見てほしい作品。お勧め!

 なぜか分からないけど最後に泣いちゃった。物語に感動したわけじゃなくて、作品に感動しちゃったんだよ、多分。