「マレフィセント」

眠れる森の美女のリメイクの映画。アンジェリーナ・ジョリーが出ていることで有名ですね。

もともと眠れる森の美女を見ていないからよく分からないところもあるんだけど、これ面白かったかな?
マレフィセント役はアンジェリーナ・ジョリーじゃなくてもいいし、マレフィセントのキャラクターの位置付けもあまりピンとこないし、
そもそもストーリーもそこまで面白くなかったし。

でも、マレフィセントの子供時代を演じてた子はとても可愛かった!
アンジェリーナ・ジョリーの娘じゃなくてね!笑

「魔女の宅急便」

久しくアニメ版を見ていないけれど、
僕の好きな映画ベスト1と言っても過言ではない「魔女の宅急便」の実写版。

どうしてだろう、アニメ版を完全に覚えていない状態で書くのもあれだけど、
どこか薄っぺらく感じたのは僕だけだろうか?
アニメ版の方が、もっとストーリーが厚くて、
キキが飛べなくなって、そのときに周りの人が助けてくれて、という大事な部分のエピソードがしっかり作られていたような気がする。
そのほかのキャラ設定とかも、かなり粗く感じた。

ネタバレになるけど、
実写版ではしっぽをかじられたカバの子供を、離れ小島のお医者さんに連れて行くところが山場ですよね。
その途中で、ずっと歌っていなかった歌手がなぜか歌ったり、最後にそのお医者さんが
「心にも軸になる部分があって、それがなくなるとだめになっちゃうんだ」と語り出すシーンがあるけれど、
全体のストーリーから言えば、あまり重要じゃなかった人がいきなり大事なことを言い出すから、困ったもんです。

全体として、中途半端な映画の印象。

でも、グーチョキパンのおかみさんの役どころは、
ものすごくうまくとらえていて、演技も含めていい感じだったと思う。

「るろうに剣心」

新作が公開されるなか、前作を見たので感想を。

まず、佐藤健の剣心役のはまりようは素晴らしい。
アニメを実写化するのはなかなかうまくいかない中、
佐藤健の剣心は、もはや剣心にしか見えないぐらい、だと個人的には思った。

ストーリーは小難しくなく、分かりやすいし、
僕のようにるろうに剣心は名前しか知らないんだけど、という人でも楽しんで見ることができ、
映画館で見るほどか、というと疑問はあるけど、
そこそこ完成度は高く、よい映画だったと思います。

「白ゆき姫殺人事件」

湊かなえ原作の小説のサスペンス映画。
ある化粧品メーカー勤務の美女が殺された。
周辺の人間のインタビューから、犯人が浮かび上がってくるが実は、という話。

ポイントは「誰が本当のことを言っているかなんて分からない」し、
「記憶なんて曖昧だったりするもの」、というキーワード。
このことをストーリーの途中で気付かされた時に、映画の見方が少し変わってくる。

映画の当初から疑ってかかって見ていたはずなのに、なかなか見破れなくて悔しい。
犯人が誰か、結局映画の方が先に明かしてしまうことになってしまって。

殺人の動機を含めてドロドロしてたので、テンションが下がってしまった。
まあ、それだけよくできていた、ということなのかもしれないけど。

「名探偵コナン 異次元の狙撃手」

コナンの映画、18作品目。
毎度のことだけど、気楽に見られて、一定以上で面白くて、
ちゃんとしたエンターテイメント性のある映画だなあ、と思う。

ところで、大昔のコナン(と映画版)しかしらない自分にとっては、
いつの間にか登場人物が増えてたり、FBIのキャラクターが出てきたり、
どんどんわけが分からなくなっていくなあ。
もはや黒の組織の人間が誰で、味方が誰なのか、というところからしてよくわかってない。

でも今回はその辺はあまり関係ない話だったので、
素直に楽しめます。

「銀の匙」

人気漫画原作の実写版映画。
農業高校に進学した高校生が、さまざまなことを体験して、
一回り成長する様子が描かれる。

夢や将来の話があり、自分で自分を克服するシーンもあれば、
少し恋愛の話が出てきて、最後には全員で大きな夢を達成するという、王道をいく青春映画だった。
でもすごくすがすがしいし、とてもいい映画だったように思う。

原作もあればアニメもあるので、
機会があったら見てみたいと思った。

「甜心巧克力」

邦題は「スイートハート・チョコレート」。

こないだの出張の帰りの飛行機にテレビがあって、普段から日本映画はなかったんだけど、たまたまあった日中合作の映画。

中国の映画なんだけど、半分は舞台が北海道。リンチーリンも留学生役として、日本語で頑張って演技してました。

内容はかなりしっちゃかめっちゃか。
10年前のシーン。
留学に来た中国人女性が二人の男性と出会う。女性は片方の男性と付き合うことになるも、男性が事故で死亡してしまう。
その後、残ったもう一人がその女性とどう過ごしていくか、という、ありがちっちゃあありがちなストーリー。

まあ、中身はないけど時間つぶしにはなりました。
リンチーリンの可愛さが目立ちます。

「舟を編む」

辞書編集部で働くことになった青年の成長を描いた作品。
人と交わることが苦手、という性格は、
辞書編集という言葉とのみ携わる仕事に向いているように思えるが、
実際にやってみるとそう簡単なものでもない、ということに気づく。

「言葉というのは、相手の気持ちや伝えたいことを正確に知るためにあるものでしょう」
という上司からの言葉をきっかけに、
また思いを寄せる女性との交流をきっかけに、
辞書を通じて青年が成長していく様子が丁寧に描かれていた。

原作の小説が出た時から、気になった作品ではあったけど、
今回映画を見てストーリーを知ることができてよかった。
今度は原作を読んでみたいなあ。

「ウォルト・ディズニーの約束」

映画化の裏に隠された大事な記憶を綴った作品。
原作者トラヴァースの現在と過去が織り交ぜられながら語られる事実。
なぜ彼女はこれまでに映画化の中身にこだわってつくっていたのかが、少しずつ語られます。

映画自体が面白いか面白くないかではなく、
こういう事実をもとに「メリー・ポピンズ」が作られていたという、
1つのノンフィクション映画として見たほうがよい。

もともとあまりディズニー映画は見ていなくて、
この「メリー・ポピンズ」も見たことがないんだけれど、
今度機会があったら見てみようと思いました。

「エージェント・ライアン」

金融会社に務める工作員がロシアのテロの兆しを見つけ、阻止するために自らロシアに乗り込んで…
という、いかにもアメリカナイズされた映画。アメリカvsロシアとか、こういうたぐいの映画はなんで無くならないんやろうね。ロシア人の心中を察するわ。

内容も、ど派手アクション、ロマンス、正義が勝つ、といった正統派ストーリーでまあ可もなく不可もなく。
飛行機の中の時間つぶしにはちょうどよかったけど、映画館で見るほどではないな。