「ホワイトラビット」/伊坂幸太郎

一晩に起きた事件の顛末を、独特の語り口調で展開させていく一冊。
今回も、どこか憎めない悪役がなぜか事件に巻き込まれて、という感じ。
全体的に仕掛けられていて、徐々に「そういうことなのか」と分かっていくのは痛快だけど、
立てこもり事件ということもあって、そこまで躍動感とかがあるわけではなかったかな。