思考の助けにならない

中国で仕事をしていると、
資料まとめました!とまとめてくれた表やグラフが、
こまかかったり見にくかったり、情報が散乱していたり、とにかく見づらい。

彼らからすれば「表やグラフの形式にはめ込んだ」ことがゴールだと思っているのだろう。

これは典型的な「作業」であって、仕事になっていない。
表、グラフを作る意味は一言でいえば、「思考の助けになること」である。
資料を見た人が、状況を素早く把握し、問題点を見出し、次の戦略やアイデアを生む、
その助けをすることが表やグラフを作ることであって、
ただ数字をまとめたり、横棒と折れ線で結ぶことが仕事ではない。

中国人の資料ならまだしも、
ときに日本人が作った資料ですらそういうものがあるから、本当に腹立たしい。
この人たちは何を考えて仕事をしているのだろうか
(=何も考えずに仕事しているんだろうな、と思う、ということですよ)
と思うと同時に、その表を見る私は、表を分析しなければいけないのだから、私の時間も浪費させる。
二重の意味でイライラする。