中国通信「北京のコンビニ事情」

中国通信です。
今回は北京のコンビニ事情について。

北京のコンビニ事情は少し特殊のように感じます。
というのも、上海や広州に比べて、まだまだ小さな商店的な店がかなり多い印象を受けます。

では、普通のチェーン店のコンビニはないのかというと、もちろんあります。

ローカル系では、好?居と快客という2つを街でよく見かけます。
そしてグローバル系では、セブン・イレブンを良く見かけます。
昨年ぐらいからローソンが進出してきていますが、数ではまだまだ圧倒的にセブン・イレブンが優勢です。

というのも、どうやらセブン・イレブンが進出する時の条件として、
他の日系コンビニを数年間は進出させないことを条件に、北京での出典を開始したようです。
そのため、昨年まではセブン・イレブンの独占状態。
上海のようにコンビニ文化があまり根付かなかったのは、これが原因かもしれません。

しかし昨年のローソンに続き、先ごろ、ついにファミリーマートが北京に進出しました。
一号店はセブン・イレブンすら進出していなかった、まさかの北京首都国際空港内。
緑と青のカラーと「全家」というロゴは、上海では良く見るものの、
これを北京で見るとまだまだちょっと違和感がありますね。

これから店舗数が増えるのかどうか、
セブン・イレブンの圧倒的優勢で開始する北京における日系コンビニの抗争は、
まだ始まったばかりと言えそうです。

2014-11-04 17.20.58
●まだ店内にダンボールが積んである、北京のファミリーマート(北京空港ターミナル3)