「マスカレード・イブ」/東野圭吾

「マスカレード・ホテル」が起こる前の、いくつかのストーリー。
ホテルを舞台に起こるちょっとした事件や、
冴え渡る洞察力で事件を解決する新人刑事、
そしてマスカレード・ホテルの事件を前に、
実は2人がニアミスしていたというストーリー展開は、
やはり東野圭吾、うまく作品をつなげるな、という感じ。

マスカレード・ホテルにつながるように話を作っているので、
ちょっと無理矢理感は否めないです。ストーリーのためのストーリーというか。
中身に深みのようなものは感じられませんが、
エンタメ小説としてはさっくり読める作品でした。