「魔女の宅急便」

久しくアニメ版を見ていないけれど、
僕の好きな映画ベスト1と言っても過言ではない「魔女の宅急便」の実写版。

どうしてだろう、アニメ版を完全に覚えていない状態で書くのもあれだけど、
どこか薄っぺらく感じたのは僕だけだろうか?
アニメ版の方が、もっとストーリーが厚くて、
キキが飛べなくなって、そのときに周りの人が助けてくれて、という大事な部分のエピソードがしっかり作られていたような気がする。
そのほかのキャラ設定とかも、かなり粗く感じた。

ネタバレになるけど、
実写版ではしっぽをかじられたカバの子供を、離れ小島のお医者さんに連れて行くところが山場ですよね。
その途中で、ずっと歌っていなかった歌手がなぜか歌ったり、最後にそのお医者さんが
「心にも軸になる部分があって、それがなくなるとだめになっちゃうんだ」と語り出すシーンがあるけれど、
全体のストーリーから言えば、あまり重要じゃなかった人がいきなり大事なことを言い出すから、困ったもんです。

全体として、中途半端な映画の印象。

でも、グーチョキパンのおかみさんの役どころは、
ものすごくうまくとらえていて、演技も含めていい感じだったと思う。