「カッコウの卵は誰のもの」/東野圭吾

文章や内容は普段の東野作品並みですが、テーマがさすが東野圭吾。
遺伝子と親子関係を誰にでも読めるミステリ風に仕上げたということ自体が驚くべきことではないか!

こういう一般読者が慣れないテーマ、新しい技術や話題を、
誰にでも読みやすく、するりと一まとめに出来てしまう能力の高さには脱帽してしまいます。

まあ、とはいってもミステリ風であって、ミステリではないのが東野圭吾。ドキドキ感にはちょっと欠けるかな。