「東のエデン(後編)」

後編。

TV版から通して期待させておいただけに、ちょっと残念な終わり方ではあった。
しっくりこないというか、話が変な方向に折れ曲がっていったというか。
今の世の中を支配する“勝ちを決め込んだ大人たち”との戦い、
というのがバックボーンにあったのだと思うが、
「王子様になる」という一言あたりから物語が変な方向に(実は物語の最初の最初で語ってしまったことなのだが)。

何を持って勝者となるのかわからないセレソンレースも、
このゲームで世の中の何が変わったのか、というところも、全部が中途半端。
それは咲が映画版の最後で自らが語っているのではあるが、
結局何か残るものがあったかというと、特に無いまま終わってしまった、という印象です。