「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」/本田直之

 表題の通り。面倒くさがりな人が、うまくやるための法則が書いてある本。

 「最初に××しておくとあとが楽」ということはよくあると思うが、その手法についていろいろかかれている。いくつか例を挙げれば、「面倒くさいから メモをする」、「面倒くさいから 人のせいにしない」、「面倒くさいから 「お手本」を見つける」など。本田氏の他書にもかかれていたりするが、ルール化できる部分を徹底的にルール化するという内容も多い。
 僕はこの考え方は結構好きで、例えば僕のような仕事の場合、思考こそ価値ある仕事だと思うので、ルーチンワーク化できるものは余計なことをごちゃごちゃ考えたりする間もなく、誰もが共通に「こうする」と決められたルールを作ってしまうべきだと思うんだよね。ルールというとなんか破りたくなるかもしれないけど、そういう制限をかけるものではなくて、単に効率化を上げるための虎の巻といったニュアンス。

 30分もかからずに目を通せる本なので、是非読んでみては。これを活かすのはなかなか難しいけれど。