「リーダーになる人のたった1つの習慣」/福島正伸

 物語風に紹介される啓蒙書。なかなか読みやすくてよかったです。

 例に出てくるのは赤字のカラオケ店の店長を任されて、如何にして黒字経営に持ち直すか、という設定。それぞれ異なる性格の3人の主人公が、それぞれの方法で挑む。
 あまり期待しすぎるとアレですが、「当たり前のことを再確認する」という意義の本だと思えばよいのじゃないですかね。

 この本を読んでいて、昔のバイト先を思い出した。上司との信頼関係は非常に大事で、それがないところでよいサービスは生まれない。逆に言うと、信頼関係さえあれば、よいサービスが自然に生まれる環境ができてくる。このあたりを、再認識させられた話でした。