「ホルモー六景」/万城目学

 夏休み中にも本をたくさん読んだので、読書メモを次々アップしていきたいと思います。

 鴨川ホルモーのキャラクタが登場する短編。
 え、ここでもホルモーが? とか、それぞれのキャラクターのホルモー以外での魅力とかが描かれている作品で、鴨川ホルモーとセットで読むと結構楽しめる作品です。

 前作のときも書いたんだけど、ホルモーって何やねん、から始まってこのしょうもない遊びを中心に描いている割に、人間模様がしっかりしているからそのギャップに惹かれてしまう。本作ではホルモー度は減ったけど、前作があるからこそこの人間模様は浮きだって見えてくる。是非セットで読んで下さい。