「図書館戦争」/有川浩

 「阪急電車」がよかったので早速同じ有川先生の代表作であるこの「図書館戦争」シリーズを読み始めました。

 もともとライトノベル作家だった(というのは初めの1作だけかもしれないのだけれど)ということもあって、雰囲気はライトノベル路線。こういう作品が本屋大賞にノミネートされていたり、ブランチのような番組で紹介されるのを見ていると、ライトノベルと一般の小説の境目っていうのはかなり曖昧なもののように思えてくるけどね。そりゃあスレイヤーズはちょっと違うにしても。

 というわけで、阪急電車からしてみればかなり空想の世界の話なんだけど、設定どうこうよりも登場人物の人間くささがとっても心地いい。有川作品のいいところは、感情の細かい描写だと僕は思ってます。僕はこの雰囲気が大好きです。

 4月からテレビアニメ化されるらしくて、まぁ夜中じゃ見られないだろうけど、一足お先に読んでいこうと思います。