「アヒルと鴨のコインロッカー」/伊坂幸太郎

 「アヒルと鴨のコインロッカー」/伊坂幸太郎を読み終わったのでメモ。

 今回も文章ならではのトリック。現在と過去のストーリーが徐々に語られ、その2つが最後に絡み合う。ストーリーが意外と暗いのが気になってしょうがないんだけど、伊坂らしいテーマだったかと。それほど驚きの展開があるわけではないけれど、重力ピエロよりももっとやさしい気持ちに包まれる感じです。伊坂ファンなら違和感なく読めると思います。

 ところで、映画化するらしいです。これをどうやって映画化するんだ!?と思ってしまうのですが、どうなんでしょうか。最後にコインロッカーに××するシーンは印象的のように思います。コインロッカーは仙台駅らしいですよ。
 これをどのように映像化するのか、そっちのほうが気になって見に行ってしまいそうです(笑