「号泣する準備はできていた」/江國香織

 読み終わったのは15日ごろで、「重力ピエロ」より先だったんだけどね、書くタイミングが。

 直木賞受賞作「号泣する準備はできていた」は、僕にとっては江國香織作品2作目。前回の「東京タワー」のときは結局よく分からなかったんだけど、今回この作品を読んでようやく江國香織の世界観が分かってきたような気がする。
 結局こちらも不倫やら浮気やら、非日常を扱った短編集。いや、これが日常という人も多いのだろう、だからこそたくさんの人に受け入れられるのかな?
 あとがきにもあったように、見た目が違って中身はほとんど均一な飴のような短編が並んでいたような気がする。ただ、江國香織作品を始めて、あるいは2作目として読んでも得るモノは少ないのかなぁ。

 「きらきらひかる」は有名だよね、ドラマにもなったし。こういう有名どころを読んでからまた戻ってきたら、また違った印象があるのかもしれないと思った。奥が深いのかただ浅瀬なのか。

実験

 朝から実験で家を7時に出ました。ところで地元の降水量記録を見てみると、今日の記録は

9時 5.0mm/8時 12.5mm/7時 11.0mm6時 19.0mm/5時 4.5mm

 おいー、一番強く降ってる時間帯やないのー!
 実際、大学についてしばらくすると天気は回復、昼間は日差しも差すぐらいいい天気になってました。くそー、昼から行きたかった!

 今日の実験は早めに終わって嬉しい。でも夜のゼミとかあって、もうやる気が出ないです。TOEICの勉強は一眠りしてから……。結局してねぇし!

「重力ピエロ」/伊坂幸太郎

 今日は本の感想。先週末購入した「重力ピエロ」です。伊坂孝太郎の文章を初めて読んだけど、僕は好き。なんだろう、所々に見せつけられるジョーク(?)や、独特の世界観がどんどん興味を引いていって、ストーリーとは別に文章に引きつけられた。
 そしてストーリーもそれなりに楽しめた。平凡な兄と特別な事情を持つ弟の接点は「遺伝子」? そして連続放火事件とこの兄弟の関連とは。一見ミステリーのようで、そうではなく、純粋に親子、家族の絆とは何かを考えさせてくれる物語です。ミステリーとして犯人探しを目的に読んでしまっては元も子もありません。
 Amazonのレビューとかを見てみると傑作と呼ばれる反面、ストーリーが単調だから面白くないという意見もあった。確かにストーリーについては超面白いというわけではないけど、文章を読んでいて引きつけられることは間違いありません。著者の違う作品を読んでみないとなぁ。

海の日、というより雨の日。

 海の日の今日は昨日に引き続いて祇園祭。あいにくの大雨でしたが、人はたくさん。
 昨日沢山見た「鉾」が京都の町をぐるり一周するわけですが、一周するってことは、直線コースではなくて曲がるところもあるわけです。
 その曲がるところが見物、小さい鉾は簡単に曲がれるけど、大きい鉾にもなるとそうもいかない。少しずつ回転させていくんです。回転に成功するたびに「おー」っと声が響きます。
 今回は雨も降っていて条件は最悪な中、沢山の鉾が回っていきました。

 ──いや、今日はそれだけなんだけどね(汗
 昨日の方が豪華絢爛、って感じはしましたよ、正直。昨日はなんとか晴れてたし。天気って大事。

「パイレーツ・オブ・カリビアン2」

 先行公開で見てきた。前作みてかなりはまった作品の続編。今回も面白かった。

 どうしても続編となると期待が高まってしまうんだけど、そこはしっかり応えてくれました。前回はお試し版だったの?と思うほど今回はさらにスケールが大きくなっていたような気がして楽しめます。2時間半程度だったんですけど、至る所に笑いや迫力あるシーンが織り交ぜられてとっても楽しめました。(むしろスケールが大きくなりすぎていて、どう考えても2だけで収まりきっていないということは見ていない人のためにナイショです。)

 今回はどっちかというと娯楽に走っていてストーリー性は乏しいかも。でもそれを補うぐらい面白いシーンがたくさんあるので、前作に楽しめた人は今回も是非。もちろん前回を見ていない人も是非(笑

人から人へ

 誰かが「この本面白いよ」とか言ってると読みたくなる。この前本屋にいたら先輩にたまたま会いました。学校ではあまり話さないから会釈ぐらいですませようとしたら、先輩から「この本面白かった」といって伊坂幸太郎「重力ピエロ」を薦めてくれた。
 そうくると、やっぱり読みたくなるわけで。今日はさっそく買ってしまいました。まだ前に買った「号泣する準備はできていた」が読み終わってないので、それを読まなくてはいけないんですけど(汗
 最近は本を買いすぎです。今月は数学の方でも出費がかさんだし、バイトもしてないし困ったなぁ。

実験+読書

 1日──まぁ実際には半日だけど──実験室に籠もってた。ヒキコモリです。その部屋が超寒いんですよ。まぁ寒いけど誰もいない静かな部屋なので読書に最適です。測定中は5分程度暇な時間が繰り返しあるんで、その隙に少しずつ読むことが出来るんですよ。なので江國香織「号泣する準備はできていた」を読み続けた。前編通じて不倫系の話ですけど(汗

「爆笑問題の「文学のススメ」」/爆笑問題

 今年も夏の文庫祭りの季節です。生協の本屋にも沢山の本が山積みにされているので、その中から読みやすそうな本を買ってきて一気に読んだ。それがこの本。
 正直太田さんのツッコミは活字にするとウザイ! だけど、やっぱり節々に賢さがあって、話をどんどん展開させている。進まないけど(汗
 作家の人の普段の生活が垣間見えるような感じ。○○のススメといって、普段の生活でどんなことを考えているかとかが分かるっていうのが面白い。こればかりはその人の本を読んでいても分からないことが多いからね。
 個人的には児玉清さんとの対談コラムが面白かった。

バイト

 最近バイトが削減されてなかなかお金が稼げなくて困ります。今日も8時に終わるし。中途半端だって。
 でもおかげで「ダンドリ。」の1話は見ることができました。カワイイ女の子がたくさん出ると聞いて見たんですが……微妙だった。
 なんかもうああいう若いテンションに付いていけなくなっている自分に気付く夜9時過ぎ。なんだか寂しくなった。

比較的穏やかな一日

 いやあ、暑かったなぁ。晴れたのは嬉しいけどこんなに暑いのはなんとかならないのかねぇ。あとクーラー入れてくれ、マジ頼む。
 朝は自分の発表。輪講です。実は発表原稿を作ったのが1ヶ月ぐらい前だったからもうすっかり忘れてて大変だった。
 夜は4年生の発表がありました。チューターをしていたので、今日はかなりドキドキしていましたが、頑張ってくれたおかげで特に困ることもなく無事終了。
 さらに研究室の友人が見逃していた「トップキャスター」ラスト2話をDVDに録画して持ってきてくれるという、信じられない優しさに感激して家に帰ってさっそく見る。いやあ、最終回をちゃんと見られて良かった。それに引き替えアンフェアの最終回はどこへいったのやら。