ようやく読み終わった。時間かかったなぁ。以下感想です。今回はオタクであることを露呈しながら書きます。
宮部みゆきの他の作品を知らないので可もなく不可もなく、といったところ。もし著者の書く他の推理小説が秀逸なら、間違いなく駄作。普段もこの程度なら及第点。
最終的な結末がそれほど面白くない。まぁ小学生という設定ならこれぐらいでしょうがないのかもしれないけど、富士見ファンタジア文庫だとか、角川スニーカー文庫に見られるようなファンタジー小説でも、これより大事な面白いことを気付かせてくれるぞ、と思うと萎え。
そういう意味で一度作者は(クォリティの高い)ファンタジー小説を読んで、中高生が愛読するファンタジー小説の今のレベルに触れるべきだと思う。これらの作品の中にも、この作品を超える感動や勇気を与えてくれる作品はたくさんある。僕から見ると、当然そのような作品よりはだいぶ評価が低くなる。
ただし、こういう著名作家がファンタジー小説を書くというのは面白いし、世間の人々にこういう世界があることを知ってもらえるきっかけになればと思うところもある。
あと、こうやって全1400ページ近い本を読んでもレビュー1回しか書けないんじゃ、コストパフォーマンス悪すぎだよ(汗