2020年 センター数学IA 講評

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第1問[1] 一次関数:やや易

 一次関数のグラフに関する設問でした。切片、傾きという基本とともに、グラフの図形が思い浮かべられるかどうかが鍵となる問題でした。

第1問[2] 集合、条件と命題:易

 集合、条件と命題の基本的な内容が理解できているかどうかを確認する問題でした。最後の問題も自然な流れで迷うところはないはずです。

第1問[3] ニ次関数:やや易

 定数cなどが含まれるためややこしく見えますが、不等式の扱い、平行移動、2次関数の頂点などが基本的な知識を使って問題文通り解いていけば解くことのできる出題でした。

第2問[1] 図形と三角比:標準

 例年通り、まずは正弦定理と余弦定理を正しく使えることが前提です。角の二等分線が登場するのでその性質を利用してオを乗り切ることと、2つの三角形のどちらに対して定理を使っているのか、きちんと把握することがポイントでした。

第2問[2] データの分析:標準

計算ではなく、定義やその意味を理解していること、データを読み取って設問に答える能力が問われる設問でした。

第3問[1] 場合の数と確率:標準

 複数の確率に関する記述のうち、正しいものを選択する設問でした。2つはよく見かける設問、1つは確率を理解できているか問う設問、最後の1つは条件付き確率に関する設問でした。

第3問[2] 場合の数と確率:やや易

 [1]に比べて[2]は比較的易しい基本的な設問でした。ただし途中で試行が終わる場合があるので手間がかかります(書き出すのが一番早そうです)。

第4問 整数問題:標準

 アイウエは定石なので解くことができたと思いますが、7進法の循環小数のところで手が止まった方も多かったでしょう。これができないと次に進めないのも辛い設問でした。

第5問 図形の性質:標準

 チェバ、メネラウス、方べきの定理を使いこなして解き進めます。最後に方べきの定理の逆に気づくところは新しい出題で、やや難しかったでしょう。

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