2016年 センター数学IIB 講評

2016年 センター数学IIB
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第1問[1] 指数対数関数:やや易

 数学IIBの中では相当易しい出題だった。特に指数関数・対数関数のグラフの性質を問う出題や、値域を問う出題は、指数関数や対数関数をよく理解しているか確認する上で非常によい出題だった。5分で解きたい。

第1問[2] 三角関数:やや難

 誘導が付いているのでなんとか付いていけるものの、 x と k といった変数が、しかも 2x と同時に出てくるので、頭が混乱してしまう問題。主には加法定理からくる各種三角関数の公式を使いこなせますか、という出題。最近の数学IIBではよくあるのだが、ひたすら計算のための計算問題が出題されることがあり、この問題もそれに近い。制限時間が短い中でこれを解くのは大変だっただろう。15分くらいで解けるとよいだろう。

第2問 微分積分:標準

 今回の微分積分は、解いてみるとそれほど難しくないとっつきやすい出題だった。誘導も親切だったので、迷うところは少ないだろう。ミスの内容に計算をしっかり行って、10分強で解けるだろう。

第3問 数列:やや難

 群数列の基本的な出題。ただし、設定が混乱を招きやすいため、問題を難しく見せている。検算をしながら進めていかないと不安になりがちである。その時間も含めて、15分で解きたい。

第4問 ベクトル:やや易

 空間ベクトルの基本的な出題だった。与えられた通りに計算を進めれば最後までたどり着くことができる。機械的に計算を進めても10分~15分で解けるだろう。

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