四面体OABCにおいて、、∠AOB = ∠BOC = ∠COA = 60° であるとする。また、辺OA上に点Pをとり、辺BC上に点Qをとる。以下、とおく。
(1) 0 ≦ s ≦ 1 , 0 ≦ t ≦ 1 であるような実数 s , t を用いて、
と表す。
ア 、 イ であることから
= ( ウ s – エ )2 + ( オ t – カ )2 + キ
となる。したがって、 が最小となるのは s = ク ケ , t = コ サ のときであり、このとき = √ シ となる。
(2) 三角形ABCの重心をGとする。 = √ シ のとき、三角形GPQの面積を求めよう。
= ス から、∠APQ = セソ ° である。したがって、三角形APQの面積は √ タ である。また
= チ ツ + テ ト
であり、点 G は線分 AQ を ナ : 1 に内分する点である。
以上のことから、三角形GPQの面積は、 √ ニ ヌ である。
解答
アイ
まずは内積の定義通り、
となる。
ウエオカキクケコサシ
問題で与えられた式を計算する。
となるので、が最小となるのは、 のとき、 である。
※ここで、 であるから、Qは辺BCの中点であるということです。
を利用しています。センターのベクトルでよく出るんだ、これが。
スセソタ
から、∠APQ = 90°である。
したがって、△APQは∠APQ = 90° の直角三角形ということだから、小学校で学んだ三角形の面積の公式で、
となる。
チツテトナ
であるが、いま、
であることから、 である。よって、
となる。
この結果は、点Gは線分AQを 2 : 1 に内分する点であることを示している。(これは△ABCにおいて、重心は中線を 2 : 1 に分けるというよく知られた性質を示したことになる。)
ニヌ
よって、
となる。
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