△ABCにおいて、BC = 2√2 とする。∠ACBの二等分線と辺ABの交点をDとし、CD = √2 , cos∠BCD = 34 とする。このとき、 BD = ア であり
sin∠ADC = √ イウ エ
である。ACAD = √ オ であるから
AD = カ
である。また、△ABC の外接円の半径は キ √ ク ケ である。
解答
ア
△BCDにおいて余弦定理より、
BD2 = BC2 + DC2 – 2・BC・DC cos∠BCD
= 8 + 2 – 2×4×34 = 4
より、 BD = 2 ( > 0 )
イウエ
いま、
∠ADC = 180° – ∠BDC
であるから、
sin ∠ADC = sin ∠BDC
である。よって、sin ∠BDC を求めれば良い。
△BCDにおいて正弦定理より、
であり、右辺分母について、
(sin∠BCD > 0)であるから、これを代入すると、
sin∠BDC = √144
オ
角の二等分線の性質より、
AC : CB = AD : BD
すなわち
AC : AD = CB : BD = 2√2 : 2
であるから、
ACAD = √21 = √2
である。
カ
ここで、 AD = k とおくと、AC = となるので、△ADCに余弦定理を用いて、
AD2 = AC2 + DC2 – 2AC・DC cos∠ACD
k2 = ( )2 + 2 – 2×××34
を整理すると、
k2 – 3k + 2 = 0
( k – 1 ) ( k – 2 ) = 0
より k = 1 , 2 である。
いま、 k = 2 のとき△ADCが成立しない(最長辺 AC が残りの2辺の和より大きくなる)ため k = 1 、すなわち、
AD = k = 1
である。
キクケ
△ACDに正弦定理を用いて、
DCsin∠CAD = ADsin∠ACD
にそれぞれ数値を入れて、
sin∠CAD = √144
となる。
次に、△ABCにおいて正弦定理により、△ABCの外接円の半径をRとすると、
BCsin∠A = 2R
が成り立つので、これをRについて解いて、
R = BC × 1sin∠A
= 2√2 × 4√14
= 4√77
となる。
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