2021年 共通テスト数学IIB 第1問[2]

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講評 第1問[1] 第1問[2] 第2問 第4問 第5問

解答

セソ

 x = 0 を代入して、

    \begin{align*} f(0) &= \frac{2^0 + 2^{-0}}{2} = \frac{1+1}{2} =\bm{1} \\ g(0) &= \frac{2^0 - 2^{-0}}{2} = \frac{1-1}{2} = \bm{0} \end{align*}

となる。

タチ

 相加相乗の不等式より、

    \[ \frac{2^x+2^{-x}}{2} \geqq \sqrt{2^x \cdot 2^{-x}} = 1 \]

が成り立つ。等号成立は 2x = 2-x より x = 0 のときで、このとき最小値 1 を取ることが言える。

ツテ

  g ( x ) = 2x + 2-x2 = -2
より、
  2x + 2-x = -4
である。 2x = t ( > 0 ) とおいて整理すると、
  t2 + 4t – 1 = 0
を解いて、 t = -2 + √5 となる。よって、
  x = log2( √5 – 2 )
である。

トナニヌ

 一つずつ実際に計算してみる。
  f ( -x ) = 2-x + 2x2 = f(x)
  g ( -x ) = 2-x – 2x2 = – 2x – 2-x2 = – g ( x )
  { f ( x ) }2 – { g ( x ) }2 = 22x + 2 + 2-2x422x – 2 + 2-2x4 = 1
となる。最後は、
  g ( 2x ) = 22x – 2-2x2
  f ( x ) g ( x ) = 22x – 2-2x4
であるから、
  g ( 2x ) = 2 f ( x ) g ( x )
である。

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