b > 0 とし、 g ( x ) = x3 – 3bx + 3b2 , h ( x ) = x3 – x2 + b2 とおく。座標平面上の曲線 y = g ( x ) を C1 、曲線 y = h ( x ) を C2 とする。
C1 と C2 は 2 点で交わる。これらの交点の x 座標をそれぞれ α , β ( α < β ) とすると、α = サ , β = シス である。
α ≦ x ≦ β の範囲で C1 と C2 で囲まれた図形の面積を S とする。また、 t > β とし、 β ≦ x ≦ t の範囲で C1 と C2 および直線 x = t で囲まれた図形の面積を T とする。
このとき
S = セ dx
T = ソ dx
S – T = タ dx
であるので
S – T = チツ テ ( 2t3 – ト bt2 + ナニ b2t – ヌ b3 )
が得られる。
したがって、 S = T となるのは t = ネ ノ b のときである。
解答
サシス
g ( x ) – h ( x )
= x2 – 3bx + 2b2 = 0
を解いて、
x = b , 2b
よって、
α = b , β = 2b
である。
セソタ
いま、b ≦ x ≦ 2b の範囲において、 g ( x ) – h ( x ) ≦ 0 すなわち h ( x ) ≧ g ( x ) であるから、求める面積 S は、
である。よって選択肢は②。
β = 2b ≦ x の範囲では、 g ( x ) ≧ h ( x ) であるから、求める面積 T は、
である。よって選択肢は①。
最後に、
より、選択肢は②。
チツテトナニヌ
あとは計算するだけです。 h ( x ) – g ( x ) は冒頭計算した g ( x ) – h ( x ) の符号を入れ替えるだけです。また、α = b に注意して、
となる。
ネノ
S – T の計算結果のカッコ内がゼロ、すなわち
2t3 – 9bt2 + 12b2t – 5b3 = 0
であればよい。
カッコ内を因数分解できればよい。組み立て除法などを利用して、 x = 52b が求める答え。
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