赤球4個、青球3個、白球5個、合計12個の球がある。これら12個の球を袋の中に入れ、この袋からAさんがまず1個取り出し、その球をもとに戻さずに続いてBさんが1個取り出す。
(1) AさんとBさんが取り出した2個の球の中に、赤球か青球が少なくとも1個含まれている確率は アイ ウエ である。
(2) Aさんが赤球を取り出し、かつBさんが白球を取り出す確率は オ カキ である。これより、Aさんが取り出した球が赤球であったとき、Bさんが取り出した球が白球である条件付き確率は ク ケコ である。
(3) Aさんは1球取り出したのち、その色を見ずにポケットの中にしまった。Bさんが取り出した球が白球であることがわかったとき、Aさんが取り出した球も白玉であった条件付き確率を求めたい。
Aさんが赤球を取り出し、かつBさんが白球を取り出す確率は オ カキ であり、Aさんが青球を取り出し、かつBさんが白球を取り出す確率は サ シス である。同様に、Aさんが白球を取り出し、かつBさんが白球を取り出す確率を求めることができ、これらの事象は互いには違反であるから、Bさんが白球を取り出す確率は セ ソタ である。
よって、求める条件付き確率は チ ツテ である。
解答
アイウエ
赤球も青球も含まれないというのは、すなわち白球しか取り出さないということ。AさんもBさんも白球を取り出す確率は、
よって、求める確率は、
である。
オカキ
Aさんが赤球、Bさんが白球を取り出す確率は、
である。
クケコ
Aさんが赤球を取り出したときに、Bさんが白球を取り出す確率は、Bさんから見れば、11個の球から5個ある白球を引くことになるから、である。
サシス
Aさんが青球を取り出し、Bさんが白球を取り出す確率は、
である。
セソタ
どちらも白を取る確率は冒頭に求めた である。
Aさんが赤球、Bさんが白球と取る確率は である。
Aさんが青球、Bさんが白球と取る確率は である。
これらは排反であるから、Bさんが白球を取る確率は、
である。
チツテ
Bさんが白球を取り出した時に、Aさんも白球を引いていたという条件付き確率は、
「Bさんが白球を引く、という確率」分の「AさんもBさんも白球を引いていた、という確率」で求められるので、
である。
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