a を実数とする。 x の関数
f ( x ) = ( 1 + 2a ) ( 1 – x ) + ( 2 – a ) x
を考える。
f ( x ) = ( – ア a + イ ) x + 2a + 1
である。
(1) 0 ≦ x ≦ 1 における f ( x ) の最小値は、
a ≦ イ ア のとき、 ウ a + エ であり、
a > イ ア のとき、 オ a + カ である。
(2) 0 ≦ x ≦ 1 において、常に となる a の値の範囲は、
である。
解答
アイ
f ( x ) = ( 1 + 2a ) ( 1 – x ) + ( 2 – a ) x
= 1 + 2a + ( -1 – 2a + 2 – a ) x
= ( -3a + 1 ) x + 2a +1
ウエオカ
1次関数は、傾きが正なら x が大きいほど値も大きくなる。傾きが負なら x が大きいほど値は小さくなる。よって、
- -3a + 1 > 0 のとき、最小値は f ( 0 ) = 2a + 1
- -3a + 1 < 0 のとき、最小値は f ( 1 ) = -3a + 1 + 2a + 1 = -a +2
のとき、 最小値は 2a + 1
のとき、 最小値は -a + 2
となる。
キクケコ
つねに、関数の最小値が 以上であればよい。
のときは、 を満たせば良い。これを解いて、
となるから、初めに指定した範囲と合わせて、
となる。
つぎに、のときは、を満たせばよく、これを解いて、
となるから、
となる。
これらの範囲を合わせて、求める答えは、
である。
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