問題
(1) tは正の実数であり、を満たすとする。このとき、
タチ
である。さらに
√ ツテ , t – t-1 = トナニ
である。
(2) x , y は正の実数とする。連立方程式
……②
……③
について考える。
X = log3 x , Y = log3 y とおくと、②は
ヌ X + Y ≦ ネノ ……④
と変形でき、③は
ハ X – Y ≦ ヒフ ……⑤
と変形できる。
X , Y が④と⑤を満たすとき、Y のとり得る最大の整数の値は ヘ である。また、 x , y が②、③と log3 y = ヘ を同時に満たすとき、 x のとり得る最大の整数の値は ホ である。
解答
タチ
そのまま解いてもよいが、分かりやすくするために とおいて考える。すると問題の式は、
a – 1a = -3
である。これを辺々2乗すると、
a2 – 2・a・1a + 1a2 = 9
a2 + 1a2 = 9 + 2 = 11
である。
ツテ
次に求めるのは、x = a + 1a ( > 0 ) の値である。
両辺2乗すると、
x2 = a2 + 2 + 1a2
であり、先程の結果から a2 + 1a2 = 11 を代入すると、
x2 = 11 + 2
すなわち、求める値は、 x = √13 である。
トナニ
求める値は a3 – 1a3 の値である。
問題文に与えられた式
a – 1a = -3
を辺々3乗して、
a3 – 3a2・1a + 3a・1a2 – 1a3 = -27
a3 – 3a + 3・1a – 1a3 = -27
a3 – 3 ( a –1a ) – 1a3 = -27
より、問題で与えられた式の数値を代入して、
a3 – 1a3 = -27 + 3・(-3) = -36
となる。
ヌネノ
与えられた式を変形して、
より、 2X + Y ≦ 10 である。
ハヒフ
底の変換公式を利用して、
を整理して、 3X – Y ≧ -4 である。
ヘ
XY軸で④、⑤の条件を満たす領域を描くと以下の通りになる。
図より、Yがとり得るの最大の整数は、 Y = 7 となる。
ホ
図より Y = 7 を満たす X の範囲は、1 ≦ X ≦ 32 であるから、
3 ≦ x ≦ = √27
となる。これを満たす最大の整数 x = 5 である。
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